山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

榾木は大移動中

ゴールデンウィークには多くのシイタケをぜひぜひ出荷したいっ。

平年の平均気温とシイタケの発生・生長速度から逆算すると、半月前の今が一番の浸水時です。

そのため、連日、榾木を浸水しています。

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おかげさまで、休養場からは多くの榾木がお出かけです。

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そして、発生舎にはどんどん浸水の終わった榾木がやってきます。

露地栽培の原木シイタケはそろそろ終わりなので、施設発生の原木シイタケを出荷する私は、販売面でもこれからが大量放出の時期です。

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10日ほど前に浸水した榾木からはシイタケが発生しています。

思っていたよりも芽切りは少ないです。

でも、この印の榾木はこの春、もう一度5月下旬ごろに浸水する予定なので、まあ、多少少ない発生でも、榾木の充実のための浸水だったと思えばいいかなとも思います。

一方で、サヨナラする榾木も・・・

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3・4年が経ち、ほとんど発生しなくなった榾木は廃榾(はいほだ)として処分します。

薪ストーブに入るように玉切りをして、太いものは薪割り機で割ってしまいます。

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細い廃榾はクワガタムシ用に需要があると聞きますが、まあよくわかりません。

腐食が進んでいる、つまり随分と朽ちているので、チェーンソーもサクッと入ります。

ただ、これはぼそぼそで火持ちも悪いため、売ることはしません。

あくまで、うちの作業場の暖房用です。

お疲れ様、榾木とそしてシイタケ菌たち。