山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

久しぶりに木工の話題です

本当は木工をやっているはずなのですが、最近の投稿ではほとんどありませんでした。 しかし、今日は何と木工の話題なのです…。 タモの手持ち開き戸はようやく拭き漆が終わりました。 「こてっ」とした目はじきにしました。 まずは拭き漆で微妙に動いてしまっ…

サビサビ

今日も小箱のサビ付けです。 ・・・ペタペタ、スーーーッ・・・ この前サビ付けした塗り箱(いまは黒漆の研ぎが終わったところ)よりも小さいので、かえってやりづらいです。 少しの間乾かして、手で触れるようになったら、ダマをとってもう一度サビ付け。 …

そろそろ飽きたなぁ~

桐の小箱はサビ付けです。 制作でそんなことを言ってはいけないのですが、最近作ってばかりでちょっと飽きてきたサビです。 まずは砥の粉をだして・・・ 水と生漆を混ぜます。砥の粉のダマがなくなるように丹念につぶします。 ・・・ペッタラペッタラペッタ…

ようやく終わりました。

昨年の秋のクラフトフェアのあまりにも良いお天気で反ってしまって、そのあと戻らなかった欅(けやき)の角盆ですが、ようやく直しの拭き漆が終わりました。 ただでさえムロが満員で邪魔だったのですが、焦ってもいいことないので少しずつ進めていました。 …

桐の塗り箱も拭き漆

昨日、研いだ桐の塗り箱も拭き漆です。 こちらも塗り面を固める意味合いが強い拭き漆なので、薄めてしっかりと拭きます。 ・・・ペタペタペタ・・・

小箱は切子地の研ぎです

切子地がしっかりと乾いたので、今日は砥石で研ぎます。 切子地はおりるのが早いので、チャッチャと進めます。 ・・・ジャカジャカジャカ・・・ 稜線はその形に注意して研ぎます。 ・・・ジャカジャカジャカ・・・ タオルが真っ黒になりました。研いででた砥…

逃げてもうまくいかないものです・・・

先日、黒漆で拭き漆をした布目摺りの小箱です↓ この麻布は目の荒いものを使っており、そこが力強くてよいかなと思っていました。 しかし、上の写真をよく見ていただくとわかるかと思いますが、凹の部分に入った切子地の表面がいまいちきれいでないのです。 …

「なんとなく」ではなく、いつもクリスタルです

昨日はペーパーで研ぎましたが、今日は砥石でもう一度研ぎます。 私はいつもクリスタルです。 ほんとは炭でやればよいのでしょうけれどもやったことはありません…、すみません。 ・・・シャカシャカシャカ・・・ 黒は濡れると凹凸が分からなくなるので、みづ…

研ぐのも難しいのです

今日も寒い一日でした。 冬は洗濯物を漆部屋に干します。もともと外ではほとんど乾かないのです。 そしてなぜ漆部屋かというと、熱エネルギーの有効利用と漆部屋の乾燥防止です。 一挙両得、一石二鳥。とても合理的で、こういう展開が好きです。 ・・・余談…

ちょっと「ためし」を兼ねてます

この数日は本当に冷え込みました。 当地は積雪がほとんどなく、その点では幸いでした。 工房がほとんど「冷凍庫」なので、今日も漆の作業が中心です(ほんとはそんなんじゃいけないのです…)。 今日は布目摺りの小箱、基本は黒くしたいので、黒漆で拭き漆を…

「清水アート・クラフトフェア」に出店いたします

4月23日(土)・24日(日)に静岡県清水市で開催されます「清水アート・クラフトフェア」に出店いたしますので、ご案内申し上げます。 リーフレット等が手に入りましたら、随時掲載いたします。 日時:4月23日(土)・24日(日) 両日とも10:00~16:00 場…

桐の塗り小箱の切子地付けの続き

昨日ちょっとだけ残ってしまっていた桐の塗り箱の切子地付けの続きです。 まずは切子地が足りないので作ります。 ・・・ペタペタペタペタペタ・・・ そして付けていきます。 ・・・ペタペタ、スーーーッ・・・ 今日の作業はこれだけでした。 切子地の色が変…

桐の塗り箱は本当に最後の・・・

最後の黒漆での塗りです。 ・・・ペタペタ、スーーーッ・・・ はい、できました。 この作業もだいぶなれてきて、塗るときの刷毛の感触でなんだか厚みがわかるようになってきた・・・かな? まだまだ初心者の私はひと刷毛ごとに発見があります、貴重なことで…

布目摺りの小箱は地固め

桐の塗りの小箱は切子地を付けましたが、布目摺りのほうは地固め、つまり「木地」を固める拭き漆です。 私はだいぶ生漆をゆるくしてやります。 ・・・ペタペタペタ・・・ ・・・ゴシゴシゴシ・・・ こんな感じです↓ちょっと乾かし方が雑ですね。 ちなみに、…

桐の塗りの小箱は切子地付け

桐の塗りの小箱は切子地付けの2回目をします。 まずは、切子地作り。 ・・・ペタペタペタペタペタ・・・ はい、出来上がり。 今日はなんだか赤い感じがする・・・。砥の粉を変えたからかな? 早速、小箱に付けていきます。 ・・・ペタペタ、スーーーーッ・・…

最近、木工じゃないような・・・

最近、木工の道具を使っている画像がアップできていません。 一応、木工やっています。でも、今日も漆関係の投稿になっています。はい、桐の小箱の制作です。 まずは布目摺りのほうから。 こちらは目摺りサビをしたので、軽く表面を研ぎます。 身を・・・シ…

もう一回します。

ちょっと塗膜が薄いような気がするので、桐の塗り箱はもう一度塗ります。 まずはシケの頭をはつります。 ・・・シャカシャカシャカ・・・ そして、塗ります。 ・・・ペタペタ、スーーーッ・・・ そして、いつものこの画像↓

今日は夕方まで雪が降っていました。

作業の合間に家庭菜園を見に行きました。 案の定、雪の中です。 トンネルは大丈夫かな?でも雪が解けるまでなんともできません。 とりあえず積雪でも測ってみましょう。 8cmくらいでした。午後の雪がだいぶ解けてきてから測ったので、深いときは10cmくらいだ…

今日も漆部屋にこもっています

先日、一年ぶりに再開した桐の小箱の続きをしていきます。 まずは切子地作り。 砥の粉と水と生漆をヘラでこねて・・・ペタペタペタ・・・ さらに地の粉を加えて・・・ペタペタペタ・・・ 切子地ができたら小箱に塗っていきます(ちなみにこの小箱は麻布を貼…

さ、さむい、寒い・・・

今日の京都はとっても寒かったです。 予報では雪も積もるようなことを言っていましたが、ヒラヒラ舞う程度でした。 しかし日中でも気温が上がらず、当地では3℃が最高気温だったのではないでしょうか(京都市内ですら5℃が最高でしたし)。 漆部屋のストーブを…

最近は灯油が安くなってきたなぁ~

漆部屋はがんがんに暖房を利かせなければならないので、ストーブはフル稼働です。 今年は灯油が安くて助かります。 去年はストーブががんばっていると悲しかった…。 今日も桐の塗り箱です、・・・ペタペタ、スーーーッ・・・ これで3回目(のその1)。塗膜も…

明日から大荒れの天気になるそうで

明日から日本海側は大雪になる予報が出ています。 京都北部、舞鶴や宮津のほうは積雪も多くなりそうですが、当地は風向きによって雪が降ったり降らなかったりします。 多いときは20~30cmくらい降るのですが、手前の峠までしか積雪のないこともあります。 明…

ブログを一日休んでしまいました

昨日、ブログをお休みしましたが、制作は続けています。 記事にできるようなものがなかったので、一日お休みしました。 今日は桐の塗り箱のシケの頭をはつる研ぎ。 ・・・シャカシャカシャカ・・・ 某通販サイトの箱がしっかりと写ってしまっています↓もちろ…

今日もぬりぬり・・・

ここのところ黒い漆の作業ばかりで、彩がない投稿ばかりです。 私としては家庭菜園の画像も載せてほっとしたいところですが、菜園は草すら伸びないような寒さに覆われています。 ということで、やっぱり彩りのない画像ですが、今日も桐の塗り箱。 2回目の塗…

今日は一日漆部屋にいました

外は寒かったらしいのですが、今日は一日漆部屋にいいたため、体はポッカポカ。 なんせ漆部屋は25℃にするので、寒かったのはストーブを付け始めた朝だけでした。 その漆部屋で何をしていたかというと、桐の塗り箱です、・・・最近こればかりですが。 まずは…

「木の家具40人展 2016」に参加いたします

6月3日(金)から5日(日)に名古屋で開催される「木工家ウィークNAGOYA 2016」のイベントのひとつである「木の家具40人展 2016」に参加いたします。 この展示会は木工品の制作を生業としている木工家の展示・販売の中でも大規模なものです。 このような展示…

今日は市日でした

今日は初市でした。 ・・・すみません、カメラを忘れてしまったので写真はありません。 「意中出品はほとんどないよ」とは言われていたのですが、でも、新年のあいさつもかねて出かけてきました。 先週からここ近畿北部も時雨の天気が続くようになり、正直、…

塗り塗り・・・

昨日から取り掛かっている桐の塗り箱の「塗り」作業ですが、今日は1回目-2です。 つまり、一度に全体を塗れないので、表と裏とに分けて塗っているということです。 触ってみて手に持てることを確認し、塗りの開始です。 まずは身の方を・・・ペタペタ、スー…

塗りは難しいですね

桐の塗り箱は今日から塗りの作業です。 初めの塗りなので刷毛が傷むともったいないと思い、拭き漆用の刷毛でやってしまいます。 ・・・ペタペタ、スーーーッ・・・ ちょうど良い厚さに仕上げるのが難しいです…。 ・・・ペタペタ、スーーーーッ・・・ ↑光って…

同じ写真を繰り返しているように見えます

「同じ写真を何度もアップしているのでは?」と自分でもそう思ってしまいます。 ・・・塗装における木地の表面の調節には結構手間がかかるのです。 でも、栗の棚の制作風景の同じような写真は今日で終わりになるはずですのでもう少し辛抱してください。 今日…