山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

暑さにやられて

真夏でも丸太の市はあります。

ただ、暑く湿度が高い時期は丸太のまま置いておくと劣化しますし、乾かすのが難しいので私はあまり買いません。

ただし、今日は面白そうな丸太があるとのことで見に行きました。

雲間から太陽が出るとものすごく暑い・・・。

面白そうな丸太とはこちら↓

トチのぶつ切りでした。

偽芯はありますが、白い部分はそれなりに取れそうです。

他にもこんな時期なのに良いものがいくらかありました。

本当だったらこのぶつ切りをいくつか買ったらよかったのですが、立米売りではなくて1本売りで金銭感覚がわからず、加えてなんだか体調が悪くてよくわからないままに市が進行していました。

ほんで、折角行って買ったのはこれだけ(真ん中の1本です)↓

ええ、上の写真のぶつ切りにされた大木の枝の部分です。

写真は末で猿股(枝分かれ)が目立ちますが、3mのもので2m50㎝は真っすぐで欠点がなさそうなのでそれなりに取れそうです(元で径45㎝くらいなのかな、でも中心の15㎝は偽芯です)。

市場からの帰りの運転もしんどくて、家に着くなり寝てしまいました。買えなかった丸太の悪夢を見ながら・・・。