山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

桐の塗り小箱の切子地付けの続き

昨日ちょっとだけ残ってしまっていた桐の塗り箱の切子地付けの続きです。

まずは切子地が足りないので作ります。

・・・ペタペタペタペタペタ・・・

そして付けていきます。

・・・ペタペタ、スーーーッ・・・

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今日の作業はこれだけでした。

切子地の色が変わっているのは、切子地の材料の配分が違うのが原因というよりも、乾かし方の違いによるものです。

温度及び湿度(ここではストーブのヒーターの温風の加減による)の違いによって、「反応」が違うのです。

「漆とは生き物である」ということを実感します。