山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

薬撒きは肩が痛い

この一週間ほど雨ばかりで薬撒きができていませんでした。

そのため、昨日、今日と朝露が消えたら15リットル入る手動噴霧器でただひたすらに農薬を散布していました。

2日間で300リットルを超える量だったので肩が痛くて、暑さもその拷問を手伝って非常につらいものになりました。

200リットルくらいのタンクを運搬車に積んで、ホースを伸ばしてエンジン噴霧器で一気に仕事ができたらいいのですが、いろいろな作物をいろいろと時期をずらして作っているために同じ農薬を撒くことができないのです。

そのために、終業式で置き勉(教科書)をいっぺん詰め込んだランドセルを背負う小学生の気持ちを噛み締めたおじさんでした。

畑だけでなく、鉢植えにも薬を撒きます。センニチコウの葉っぱは蛾が好むのですよ。

金土日はエダマメ、土日はトウモロコシの収穫で忙しくて畑の世話もできないのですが、長ナスがどんどんと大きくなってる↓

収穫だけでも手が回らなくなりそうです。

採るだけはではなくて袋詰めもあるから出荷はたいへんです。

「たいへん」と言えば、トウモロコシは獣にやられました。

5日ほど前から荒らされるようになって、1日に3本ほどを盗っていきます。

アライグマあたりでしょうが、罠を仕掛けても捕まりません。畑の管理者に対して獣の方がだいぶ賢くなっているようです。

時間的にも、労力的にも、知恵的にもこれ以上の対策はできないので、トウモロコシの収穫が終わるあと3週間、なんとかごまかしごまかしいくしかありません。

時間がないと言えば、優先順位はいくらか低いもののやらねばならないことがいくつかあります。

長ナスはマルチに穴を開けて追肥をしなければなりないし、虫も多くなってきたので薬も撒かなければいけません。

ツルムラサキはこの通り↓、伸びてきたので誘引をしなければいけません。

時間に余裕があるのなら下の方の葉っぱを収穫して出荷、透いたところのマルチに穴を開けてこちらにも追肥が必要です。

と、こんな感じで時間なく動いているつもりですが、どうにもうまくいかない仕事も・・・

カボチャの3回目の播種。大雨に打たれないように今度は屋根のあるところに置いていました。

発芽こそ良かったものの、この10日間、あまりに雨ばかりで日光が照らず、水を全く与えていないのにひょろひょろになってしまいました(ちなみに、大雨ばかりだったので外に置いておいたら発芽すらしなかったことでしょう)。

カボチャとは言え、上手く本葉が展開できるかなあ・・・。

いずれにしても天気が安定しないと苗づくりも難しくなります。

そして、このカボチャの播種は1回に付き種子代と資材代を合わせると1万円くらいかかっているので、金銭的にもがっかりです。

農業という産業は理想の経営からいつも引き算の現実だっ!!!

・・・取り乱しました。天気の都合などで外で作業ができないときには袋にシールを張るような雑事もマメにしなければならないおっさんです。

 

<農薬使用履歴>

・トウモロコシ③(圃場前作23白ネギ)  7/20収穫開始

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 6/27     プレオ     1000倍    散布     ( 2 )

 6/29   アルバリン    2000倍    散布     ( 3 )

 7/6     プレオ     1000倍    散布     ( 2 )

 7/6   アルバリン    2000倍    散布     ( 3 )

 7/11     トレボン     1000倍    散布     ( 4 )

 

・長ナス(圃場前作23カボチャ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/3    スミチオン     1000倍    散布     ( 5 )

 

(今週末のエダマメの収穫は前回の投稿であげた②です。③の生育はまだ十分でないので収穫は来週末になります)