山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

見ろっ、カボチャが・・・

台風の進路が定まらず、その一方で発達しているということで、その進路が気がかりなところです。

ただ、九州南部はたいへんな災害となる恐れがあるとのこと、多くの皆様がご無事であられることを願わずにはいられません。

ただ、当地は再び雨が降らず、ここ数日は気温も37℃くらいになっているので、もちろん少しで良いので雨が欲しいところです。

というのも、高温・少雨が切実な問題になっています。

これは一番最初に植えたカボチャ。こんな姿になってしまって残念というほかありません。

始めは病気が広がってしまい調子が悪いのだと思っていました。

ただ、病気にしてはあんまり見ない感じだし、そもそもカボチャは病気には強いはず。

収穫は・・・全く望めないでしょう。

そして、こちら↓は3回目(だったかな?)と4回目に定植した畝。今日の写真です。

・・・写真の真ん中あたりから同じように調子が悪くなってきています…

病気にしても発生があまりにも一斉的で、写真はありませんが2回目に定植した畝は葉っぱの枯死がそれほど進展していないのです。

葉の枯れは斑に広がっており、どちらかというと虫、特にウリハムシの食害のようです。

しかし、ウリハムシはそれほど大量発生しておらず、植え込みの中を歩いてみてもほとんど見つけられません(ウリハムシが多い時は「ワサー」と飛んでいく)。

そこで思案するに、現時点での原因の有力な仮説は

1.ウリハムシやダニなどのため、ごく狭い範囲の細胞が枯死する(←ありふれたカボチャの生長光景)。

2.高温と植物中の水分の少なさのために先の枯死が周りの細胞にドミノ状に広がる。

3.虫たちは新しい細胞を食べたいので頻繁に場所を移る。

という感じで、「ちょっとした怪我」程度だったはずの食害が、極端な環境下のためにカボチャのリカバリー能力を超えてしまい数日のうちに致命的な結果になっているのではないだろうか(2回目に定植した畝は畑の中でも地下水位が高いところだった)。

だとするならば、この3・4回目に定植した畝も、気温がせめて30℃くらいにまで下がって(これでも十分「夏い」)、植物の持てる自然治癒力が回復できるほどに雨が降ってもらわないと好転は望めません。

僕の幸せカボチャ計画、カボチャ未来予想図Ⅱはどうなってしまうのぉ~。

・・・他の話題にしましょう。

割れてしまったナスは畑に放置なわけですが、その間をよく見るとエダマメの芽が出ています。

ここはつい3週間ほどまでにエダマメを収穫した場所なわけですが、10日前の雨で発芽スイッチが入っていたものと思われます。

植物の生命力はすごいなあ。

長ナスは畝間を管理機で耕しました。つまり、中耕・除草です。

こうしないと、長ナスに薬を撒いても畝間の雑草に虫たちが隠れてしまい、薬の効果が切れるとすぐに長ナスの株に戻ってくるのです。

管理人は正しく雑草の生命力は奪うのです。

しかし、残念ながらこの長ナスも雨がなくて再び実が大きくならなくなりました。

ツルムラサキ↑もネギ↓も・・・

雨を待ち望んでいます。何とか作物が作りやすくならないものでしょうか。