山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

おっさん汗し畑に充つ

夏場は忙しいのと体力をとても使う作業ばかりなので本を読んでもすぐ寝てしまいます。

そう、1ページも持たない・・・。

ブルーライトという添加物によってスマホやパソコンの画面はなんとか読み進めることができますが、それでも30分が限界です。

この時期の読書はいい睡眠薬代わりになっています。

1週間前は双葉をいただいてひょろひょろだったカボチャの苗。それがこんな↑にも葉っぱが茂るようになりました。

もともとが茎長だったために、互いに絡まってひどいことになっています。

絡まるのは電柱だけにしてください。

♪どこでもいいから育っていた こいつら全員ツル性草本

・・・この時期は3日も置いておくとポットでは生長限界を迎えていじけるので、早く定植しなければいけません。

先週末にエダマメを収穫し終わった畝をトラクターで耕します。

そして、隣の同じく収穫が終わったトウモロコシの茎を刈払機で倒して・・・

耕し終わったところに敷き詰め草マルチにします。ただし、これでは量が足りないので、畔に生えている雑草を草刈がてら切り倒し、敷き詰めていきます。

何がつらいって、この草を遷す作業がとても体力的につらい。猛暑も手伝って、30分動くと10分ほど休憩しなければとてもではないですが続けられません。

土が見えなくなるまで敷き詰めたら、先ほどの絡まるカボチャを植えていきます。

今日中に目標にしていた約180本の全てを移植し、ネキリムシ対策に薬、加えて追肥も撒き終わりました。

カボチャは世話がいらないので、この後は2回ほど薬を散布するだけです。

一番最初に播種をして幸運にも発芽できたものはこんな↓に大きくなっています。

この時期のカボチャは朝夕見ただけでも生長がわかり、葉っぱに覆われたところは草が生える余地がありません。

・・・ただ、発芽しなかったダメポットの片づけもしなければいけません。

種まき用の土を買って、ポットに詰めて、決して安くはない種を植えて、3週間ほどしてそのポットの土を捨てる…。

・・・世知辛い。

まだ畑に余裕があるので、今日もカボチャの種まきをしました。

この辺りでも7月中であれば何とか収穫できるのですよ。

4度目の正直。今年最後ぐらいはきちんと育苗したい。

トウモロコシの陰になっていたアスターはやはり多くが死に絶えました。

エダマメとトウモロコシの列の配置が逆でしたね。どうにもアスターは難しい…。

トウモロコシがいなくなり風通しが良くなったので、生き残りはお盆まで持ってもらいたいものです。

センニチコウの鉢植えもだいぶ大きくなりました。

まだ茎が柔らかく花が少し下を向いていますが、再来週くらいには道の駅に持って行けそうです。

 

<農薬使用履歴>

・エダマメ③(圃場前作23白ネギ)  7/26収穫開始

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 6/19     トレボン     1000倍    散布     ( 2 )

 6/29     トレボン     1000倍    散布     ( 2 )

 7/7     プレオ     1000倍    散布     ( 2 )

 7/11     アルバリン    2000倍    散布     ( 2 )

 7/17     プレオ     1000倍    散布     ( 2 )

 7/18     アルバリン    2000倍    散布     ( 2 )

 

・トウモロコシ④(圃場前作23白ネギ)  7/27収穫開始

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/4     プレオ     1000倍    散布     ( 2 )

 7/8   アルバリン    2000倍    散布     ( 3 )

 7/17     プレオ     1000倍    散布     ( 2 )

  7/25   アルバリン    2000倍    散布     ( 3 )

薬撒きは肩が痛い

この一週間ほど雨ばかりで薬撒きができていませんでした。

そのため、昨日、今日と朝露が消えたら15リットル入る手動噴霧器でただひたすらに農薬を散布していました。

2日間で300リットルを超える量だったので肩が痛くて、暑さもその拷問を手伝って非常につらいものになりました。

200リットルくらいのタンクを運搬車に積んで、ホースを伸ばしてエンジン噴霧器で一気に仕事ができたらいいのですが、いろいろな作物をいろいろと時期をずらして作っているために同じ農薬を撒くことができないのです。

そのために、終業式で置き勉(教科書)をいっぺん詰め込んだランドセルを背負う小学生の気持ちを噛み締めたおじさんでした。

畑だけでなく、鉢植えにも薬を撒きます。センニチコウの葉っぱは蛾が好むのですよ。

金土日はエダマメ、土日はトウモロコシの収穫で忙しくて畑の世話もできないのですが、長ナスがどんどんと大きくなってる↓

収穫だけでも手が回らなくなりそうです。

採るだけはではなくて袋詰めもあるから出荷はたいへんです。

「たいへん」と言えば、トウモロコシは獣にやられました。

5日ほど前から荒らされるようになって、1日に3本ほどを盗っていきます。

アライグマあたりでしょうが、罠を仕掛けても捕まりません。畑の管理者に対して獣の方がだいぶ賢くなっているようです。

時間的にも、労力的にも、知恵的にもこれ以上の対策はできないので、トウモロコシの収穫が終わるあと3週間、なんとかごまかしごまかしいくしかありません。

時間がないと言えば、優先順位はいくらか低いもののやらねばならないことがいくつかあります。

長ナスはマルチに穴を開けて追肥をしなければなりないし、虫も多くなってきたので薬も撒かなければいけません。

ツルムラサキはこの通り↓、伸びてきたので誘引をしなければいけません。

時間に余裕があるのなら下の方の葉っぱを収穫して出荷、透いたところのマルチに穴を開けてこちらにも追肥が必要です。

と、こんな感じで時間なく動いているつもりですが、どうにもうまくいかない仕事も・・・

カボチャの3回目の播種。大雨に打たれないように今度は屋根のあるところに置いていました。

発芽こそ良かったものの、この10日間、あまりに雨ばかりで日光が照らず、水を全く与えていないのにひょろひょろになってしまいました(ちなみに、大雨ばかりだったので外に置いておいたら発芽すらしなかったことでしょう)。

カボチャとは言え、上手く本葉が展開できるかなあ・・・。

いずれにしても天気が安定しないと苗づくりも難しくなります。

そして、このカボチャの播種は1回に付き種子代と資材代を合わせると1万円くらいかかっているので、金銭的にもがっかりです。

農業という産業は理想の経営からいつも引き算の現実だっ!!!

・・・取り乱しました。天気の都合などで外で作業ができないときには袋にシールを張るような雑事もマメにしなければならないおっさんです。

 

<農薬使用履歴>

・トウモロコシ③(圃場前作23白ネギ)  7/20収穫開始

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 6/27     プレオ     1000倍    散布     ( 2 )

 6/29   アルバリン    2000倍    散布     ( 3 )

 7/6     プレオ     1000倍    散布     ( 2 )

 7/6   アルバリン    2000倍    散布     ( 3 )

 7/11     トレボン     1000倍    散布     ( 4 )

 

・長ナス(圃場前作23カボチャ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/3    スミチオン     1000倍    散布     ( 5 )

 

(今週末のエダマメの収穫は前回の投稿であげた②です。③の生育はまだ十分でないので収穫は来週末になります)

水とは恵みでもあるし、厄介なものでもある

週間予報を見ていると来週くらいには梅雨明けになりそうです。

今年の梅雨は雨量が多くて、畑が長時間冠水することはなかったのですが、「ちょっとの冠水」が何回かあって、高さが低いところは水の抜けが悪くなっています。

いや、もちろん元が田んぼですから、ちゃんと一面が水平であればそれに越したことはないのです。

でも、トラクターで耕せば切り返したところがどうしてもデコボコになってしまいます。

このように↑低いところには水が溜まる・・・

手前のもう死にかけているのはアスターです。アスターさんたちは気温が高く、乾燥したところがお好みで、このようなぐっちょんんぐっちょんのところではすぐに病気が流行って消えていきます。

・・・あ~あ、やっぱりね…。

一方で、奥のツルムラサキは高温でも多湿のところが大好きで、何だったら土なんて乾かなくてもいいので(もちろん、田んぼはだめですけど)、水たまりになろうがたくましく生長しています。

人生もいろいろかもしれませんが、植物もいろいろなんですよ。

乾燥した涼しいところ(半袖で軽く汗を掻くくらいが気持ちいい感じの環境)が好みのネギはアスターと同じように低いところでバタバタと脱落していきます↓

同じ圃場でも高いところ、低いところができるので出来、不出来は仕方ないのですが、なんだかやるせないです。

今週末からトウモロコシとエダマメは2回目に播種した畝の収穫が始まります。

トウモロコシは1回目播種の畝は若苗の時に気温が上がっておらず、その影響によって草丈も低いのですが、2回目播種ではこのように↓草丈も十分で、子実体も一回り大きくなります。

エダマメの方は上から見ただけでは1回目とあまり変わりありません。

しかし、莢付きをみると・・・

3粒莢が多く、見栄えも数段引き立つようになります。今度の収穫はなかなか良いのではないでしょうか。

そういえば、週末は3連休。天気がいいといいなあ。

3回目・4回目播種の畝は安定感があります↓

でも、この作付けになると虫が多くなって、それによるロスも大きくなってきます。

特にアワノメイガの侵入は早くなり、第一子実がヤングコーンの時期でも茎を倒すことも稀ではありません。

僅か10日ほどしかずれていないのに、植物ばかりでなく、その周りの生態系も極めて敏感なのです。

圃場の周りは60㎝ほどのアゼ波板で囲ってあり、今年はまだ害獣の侵入はありません。

それでも、もしもの保険とカラス対策のため、トウモロコシの実のひげの色が変わり始めるころに防鳥網を掛けます(あんまり早くに網をかけると薬撒きがやりずらいのよ)。

ちょっとの油断が事故の元。転ばぬ先の杖。後悔をしないために対策をしておくのです。

 

<農薬使用履歴>

・トウモロコシ②(圃場前作23長ナス)  7/13収穫開始

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 6/19     プレオ     1000倍    散布     ( 2 )

 6/24   アルバリン    2000倍    散布     ( 3 )

 6/29     プレオ     1000倍    散布     ( 2 )

 7/4     トレボン     1000倍    散布     ( 4 )

 

・エダマメ②(圃場前作23長ナス)  7/12収穫開始

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 6/12     トレボン     1000倍    散布     ( 2 )

 6/24     トレボン     1000倍    散布     ( 2 )

 7/3     アルバリン    2000倍    散布     ( 2 )

 7/4     プレオ     1000倍    散布     ( 2 )

暑さにやられて

真夏でも丸太の市はあります。

ただ、暑く湿度が高い時期は丸太のまま置いておくと劣化しますし、乾かすのが難しいので私はあまり買いません。

ただし、今日は面白そうな丸太があるとのことで見に行きました。

雲間から太陽が出るとものすごく暑い・・・。

面白そうな丸太とはこちら↓

トチのぶつ切りでした。

偽芯はありますが、白い部分はそれなりに取れそうです。

他にもこんな時期なのに良いものがいくらかありました。

本当だったらこのぶつ切りをいくつか買ったらよかったのですが、立米売りではなくて1本売りで金銭感覚がわからず、加えてなんだか体調が悪くてよくわからないままに市が進行していました。

ほんで、折角行って買ったのはこれだけ(真ん中の1本です)↓

ええ、上の写真のぶつ切りにされた大木の枝の部分です。

写真は末で猿股(枝分かれ)が目立ちますが、3mのもので2m50㎝は真っすぐで欠点がなさそうなのでそれなりに取れそうです(元で径45㎝くらいなのかな、でも中心の15㎝は偽芯です)。

市場からの帰りの運転もしんどくて、家に着くなり寝てしまいました。買えなかった丸太の悪夢を見ながら・・・。

いよいよ収穫が始まります

ここのところ雨、それも大雨ばかり。そして晴れる日も少なくて、お野菜さんたちがちょっと日照不足を感じているようです。

昨日・今日は久しぶりに薄曇り前後で、これ幸いにネギの土寄せをしていたら、つい先ほどの15時ごろに雨に降られました。まあ、その模様は後半で書きます。

本題はこちら↓

エダマメのお話です。ようやく、今週末から収穫となります。

まあ、黒大豆の枝豆ではなく、エダマメ品種の黒いものなので栽培期間は春先の播種(低温で生長が遅い)でも3ヶ月ほどと短くはあります(一方の黒大豆の枝豆は栽培期間6か月)。

それでも、トンネルの操作をしなければならないわ、薬は撒かなければならないわで、相当程度、お手入れはしたつもりです。

どのような実入りか、どのような莢数かは実際に収穫が始まってみないとわからない(今この状態で1本1本見ていくのも無意味です)のですが、しっかりとお金になるかな。多くの皆さんにご満足いただけるといいなあ。

そして、トウモロコシも今週末から収穫が始まるはずです↓

「はず」というのは、この1か月半ほどの気温がそれほど高いものにならず、さらにこの半月ほどは日照時間もすこぶる少なく、大雨で畝が水浸しになって地温も上がらなったので、生長が遅いのです。

1週間ほど予定していたよりも遅い感じがする…。明後日の様子を見て、もしかすると収穫時期をずらすかもしれません。

エダマメとトウモロコシはリレー出荷をするので、こちら↓は3連休に収穫をするもの。

まだ実は小さいですね。ただ、気温の上がり方によっては1週間でぐっと大きく膨らみます。

もちろん、薬の使用もその使用期間を考えての散布となるので、収穫はもちろんのこと、販売動向まで万事滞りなく進まねば困ります。畑に植わっていても、いかんせん生き物なので。

ということで、今週末からは土日を中心に朝日と共に起きてトウモロコシ採り、夜は蛍光灯の下でエダマメの葉っぱ切りと袋詰めとなり、とても忙しくなります。

・・・最近は朝寝坊することが多かったのだけど大丈夫かなあ…。

冒頭でも触れましたが、久しぶりに雨が降らなかったので薬撒きはもちろん、ネギの土寄せもしました。

左が施工後、右が施工前。

まだ雑草は小さいように見えます。しかし、これが1週間も経ってしまうと、土寄せだけでは雑草を土で覆い隠せなくなってしまいます。

ネギの株元から生えてくるのが厄介なのよ・・・。

ネギはヒガンバナ科で、まあ雑草はそれとは異なるので、栽培管理上は除草剤使用の相性はいいのでしょうが、多種多様な野菜を作る身からすると何となく除草剤は使いたくありません。

土寄せは管理機で土を耕して株元に寄せますが、汎用の管理機では寄せきれないので「あとone寸」(inchよりも幾分距離がある)をトンボでお届け。

・・・が、雨が降ってしまって泥だらけ。おかげで土はとんでもなく重く、さらにはトンボに貼り付くしでたいへんでした。

でも、その甲斐あってきれいなネギ畑に↓

それにしても今年のネギは生長が早いようです。

ここ2年、5月・6月の度を越した暑さにネギがへばって(一部はくたばって)しまって、この時期でも書道の細筆くらいの太さでした。

今年は早いものだと中筆くらいの大きさになっているかな。草丈も10㎝ほど高いようだし。

ただ、あまり生長が早くなりすぎて、植物の幼少期に見られる病気に対する抵抗力がなくなってしまい、ベト病が広がる(ベト病は変異しやすく、近年、タマネギとネギへ甚大な影響を与えている)のが怖いと言えば怖い。

ネギはダコニールも効くか効かないわからない上に使用回数も少なくて、対策はとてもやりづらいのです。

あと、先日、カボチャを定植しました↓

ソラマメ跡地に植えたかったのですが、カボチャの芽はほとんど出ないし、畑はぬかるんでいて耕せないしで、芽が出た貴重な僅かな数だけを家の隣に植えたのです。

例によって、草マルチ。カボチャにはこれが一番費用対効果に叶うんじゃないかな。

残りのカボチャポットも恥ずかしがっていないで早く芽を出してくれないかなあ・・・


<農薬使用履歴>

・エダマメ①(圃場前作23長ナス) 7/5収穫開始

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 6/12     トレボン     1000倍    散布     ( 2 )

 6/19     プレオ     1000倍    散布     ( 2 )

 6/24   アルバリン    2000倍    散布     ( 2 )

 6/29     プレオ     1000倍    散布     ( 2 )

 

・トウモロコシ①(圃場前作23長ナス) 7/6収穫開始

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 6/13   アルバリン    2000倍    散布     ( 3 )

 6/19     プレオ     1000倍    散布     ( 2 )

 6/24   アルバリン    2000倍    散布     ( 3 )

 6/29     トレボン     1000倍    散布     ( 4 )

長ナスの整枝

草刈り、中耕・除草、農薬撒きと畑仕事は雨が降ってしまうと思うように作業ができません。

昨日は時折、太陽が出るほどに天気が良かったので、胸のつかえが取れるように捗りました。

というのも、前々からこのように↓伸び放題になってしまった長ナスの整枝をやりたかったのです。

草形(←この言葉あるのかな?樹形に対応させて使ったのだけれども)を整え、バランスよく実を着けさせるためにも、第一花の上下を残しての3本立ちか4本立ちにする必要があります。

枝を掻き折ったその傷口が早めに乾くには晴れた日に行わなければならないのです。

ぽきぽきと散髪、散髪・・・

可哀そうなほど、だいぶすっきりしました。

それにしても、今年の長ナスは青枯れやネキリムシ害が多く、いなくなった株や今後不安な株が多く、いくつ秋まで生き残れるやら。

昨日はカボチャの2回目の播種もしました(カゴが逆さまで載っているのはカボチャの種を食べにくる小動物対策です)。

テレビでは連日「猛暑だ猛暑だ」と言っていますが、実際には雨が多くて気温も上がっておらず、どうにもこうにも発芽率が悪い・・・。

天気予報では明日はまた大雨だと言っているし、これもちゃんと発芽するだろうか。

あと10日もするとトウモロコシとエダマメの収穫が始まって忙しくなります。

薬撒きやお世話などもあるために全くの農閑期というわけではありませんが、1週間ほど前から時間に少し余裕があります。

そこで、天気がいい時には畑や家の周りの草刈りをします(どうでもいいところでも年に2回は草刈りをしなければならないのですよ)。

・・・草刈りはお金にならないので嫌いです。

雨ばかり降る

先週あたりから雨ばかりになり、昨夜もひとしきり強い雨が降ったかと思ったら、今日もほぼ1日雨でした。

・・・畑仕事が思うように進まない…

そんな中で、あと少しとなった定植を進めます。

週の初めにしたのがセンニチコウの定植↓

ちょうど定植適期の生長度合いで、きっとセンニチコウさんもストレスなく新居に移れたことでしょう。

ただし、ここは2週間前までソラマメが植わっていたところ。いくらかその残渣もあり、残念ですが中古物件のような心持ちかもしれません。

とまれ、延べ50mほどの定植を終えました。

問題はツルムラサキの定植です。

こちらは棚を作らなければなりません。それに先立って、雨が多かったのでマルチ張りがたいへんでした。

ちなみに、エダマメとアスターに挟まれて、先々のツルムラサキのボリュームにしてはとても狭く感じますが、両隣さんは8月中にはいなくなります。

棚づくりは昨日の午前中に行いましたが、湿度が高いためとても蒸し暑い作業でした。

棚を作り終えたらいよいよ定植↓

今回のツルムラサキの苗づくりはどうも発芽が揃わず、畝を見渡すとデコボコに見えます。

まあ、生長していけば気にならなくなると思いますけどね。

写真の奥の方の畝が低くて土が乾きづらく、またマルチ張りの時にも土自体がだいぶ固くなっていたので生長が遅いかもしれません。

雨の時期の播種や定植はやりづらいのですよ。

また、雨が降ると流れて薬剤の効き目がなくなる農薬散布もできません。

エダマメやトウモロコシは虫の活性時期ということもあり、1日、2日のタイムラグが商品の質を落とすことになるため、やきもきします。

明日の朝まではだらだらと雨が降るようなので、薬撒きは今日もお預け。計画通りに進みません。

今日は冒頭にも書いたように雨がずいぶんと降った後で、畑に入るとどろどろになって億劫。なので、こんな時にでもできる作業、センニチコウの鉢植えに支柱立てをしました。

おっと、緑の地面(いくらか伸びていた草を刈ったところだった)に緑のセンニチコウ、そこに緑の支柱なのでよくわかりませんね・・・。

解説すると高さ75センチ、3本の細い柱に丸い輪が3つのいわゆる「アサガオ支柱」がプラスチックの鉢に刺さっています。

余談ですが、このアサガオ支柱。某100円ショップで買ったものです。

・・・だってコストパフォーマンスがいいんだもん。結局、お客様にわたってしまい、こちらが経年使用する資材というわけではないのですもの。

さらに余談ですが、去年までは「何とか」ソーと店名が「真面目な」が語源の2つの店舗で、どちらも同じ100円で売っていました。

しかし、今年から前者は値上げ、後者は据え置きと小売価格の対応は異なっています。

どちらも「メイドインお隣のお国」でものも全く同じと思われ、一体、この差にはどのような経緯があるのでしょうか。

ただ一言付け加えるならば、この商品はどう考えても100円では利益が極端に薄い、もしくはないと見受けられるので、前者の対応が合理的でしょう。

・・・、・・・、残念ながら、私はいち消費者として合理的な行動をしてしました・・・。

・・・すみません。すみません。

残念な話題としては露地に置いていたカボチャの播種したばかりのポット↓

あまりにも雨ばかりが続き、異常に発芽率が悪くなりました。

カボチャはウリ科。発芽への「目覚め」、殻が膨らんで割れるときにはもちろん適切なジメジメが必要ですが、以降はあまり湿度を必要としません。

むしろ、培土が重く、固まってしまい不良の原因となります。つまりは外の世界に出たくても出られないのよ~。

・・・あ~あ、もう一回種を買って蒔き直しかなあ…