山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

Happy Halloween

ハロウィンまであと1か月余り、ついにカボチャの季節がやってきました。

カボチャは夏野菜ですが、秋冬に食べることが多いですね。

煮炊きして温かくして食べることがもっぱらのカボチャですから、暑い時期、それも温暖化のせいかさらにくそ暑い昨今の夏に食べようとする人は少ないようです。

そのため、7・8月にカボチャを道の駅に出荷してもほとんど売れません。

だから、利に聡い聡明な私は秋に収穫するように作ります。

どうです?ハロウィンも近づいてきてカボチャが食べたくなってきたでしょ?

そして、今日がそのカボチャの収穫初日↓

ただし、残念ながら、天気は晴れてカボチャ料理を遠慮したくなるほどの暑さ。

そのため重たいカボチャを持って、汗を掻きながらツルの間を嫁さんと二人で八艘飛びです。

今年は良く繁茂してくれたので、このように足の踏み場のないのです。

朝、長ナスの収穫と出荷をした後、日暮れ近くまで収穫をして冒頭の写真の量の3.5倍ほどを採ることができました。

とはいっても、すべてが順調いうわけではなく、前回も書いたように鹿害を受けてしまったのもあります↓

・・・あえなく討ち死に。

なんで引っ張るかなぁ。それにしてもシカはなんでもよく食べるなあ。

去年と同じく、置いておく適当な場所がないので漆部屋に置くことにしました、どうせ使わないし

・・・片付けられない人の部屋よろしく、部屋一面に広がったカボチャが流れ出てきそうです。

数えながら並べたところ、全部で320個ほどあるようです。

カボチャは追熟をさせた方がおいしいのですぐに道の駅に出すことはせず、風通しを良くして置いておきます。

朝、長ナスを収穫したと書きましたが、今が一番、収量が多いようで随分な数になりました。

一度萎れてしまったナスも新しい梢が出てきて、なんだか期待が持てそうです↓

ツルムラサキもツルがよく伸びて収穫もしやすくなっています。

薬を撒いた後に展開した葉もだんだんと大きくなってきて、ツル先だけでなくそろそろ葉っぱも収穫できるかな。

基本、収穫に手間取るような作物は好きではありません。

収穫から出荷という作業工程は時間との勝負ですので、時間の長短は生産余力に直結するのです。

その意味で、センニチコウの2回目の収穫はうまくいってません。

1回目の収穫の後、脇芽を伸ばしたのですが、横に広がって、さらには互いに絡まって、畝間すらも確認できなくなりました。

このため、収穫に手間取る手間取る。

う~ん、脇芽は2本伸びてしまうので、どちらか一つを剪定してすかせればもっと上を向いて生長してくれたのかなぁ。

これまで見てきたのは夏以前に植え付けをした作物でしたが、この時期定植をしたものとしてコールラビがあります。

前回も書いたかもしれませんが、一番最初に植えた苗は暑さでいくらか枯れ、さらに強い風が吹いたら生分解マルチがはがれて華奢なコールラビの若苗にボディブローを食らわせたので、だいぶ歯抜けになりました。

これから2週間ほど、晴れて日中は気温も高くなるみたいだし、まだまだ落伍者が出てしまうのかなぁ…。

 

<農薬使用履歴>

・23カボチャ①(圃場前作23春コールラビ

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/19    野菜ひろば      -     株元処理    ( 5 )

 7/21    スミチオン     1000倍    散布     ( 3 )

 8/3    スミチオン     1000倍    散布     ( 3 )

 

・23カボチャ②(圃場前作23エダマメ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 8/2    野菜ひろば      -     株元処理    ( 5 )

 8/8    スミチオン     1000倍    散布     ( 3 )

名ばかりの・・・

名ばかりの木工作家になっていますが、「制作」カテゴリーへ投稿したこの記事も名ばかりです、・・・はい。

今日は市場へ行ってきました。

天気が悪いですねぇ、そして出品されている丸太もちょっと寂しめです。

今日は制作で使えそうな広葉樹はほとんど出てなかったのですが、薪用の原木が出てると電話で聞いたので出かけたのです。

まあ、久しぶりにでも丸太を見て競りに参加しておかないと、選球眼(原木を見る目)と反射力(悩まず思い切って手を上げる勇気)が衰えそうで、目の保養、目の保養。

ほんでもって、買ったのはこんな丸太↓

この4本、左からコナラ・アベマキ・クヌギ・コナラ・・・かな?

そしてこちらの写真の真ん中2本↓

アベマキ、コナラ・・・かな?

最後にこちらの写真の真ん中1本↓

これはクヌギでしょう。

写真で見ると短く見えてしまいますが長さ4mなのでトラックの荷台は目一杯です。

今日は半分持って帰ってきました。

道すがら激しい雨に打たれたので、切りながら下ろすのは明日することにしました。

・・・はい、このように残念ながら名ばかり制作記事でした。

シカは何でも食べます

シカは何でも食べます。

例えばこちらのカボチャ↓

金網にしがみついたり、そこからお出かけしたツルが食べられています。

口にくわえて引っ張ったのかツルが切れてしまっているものもあります。

雑草は食べないのに、こんなのはよく食べるのです。

全国各地の地方では獣害が深刻なのです。

半月ほど前、病気が広がってしまったと思っていた長ナスですが、どうやら水遣りのタイミングが悪かっただけで、復活してきました。

青枯れだと思っていましたが、取り越し苦労とわかり胸をなでおろしました。

暑い日が続いて降水もなかったので、生長と果実の肥大が鈍っていましたが、今日の強い通り雨で再び多くの収穫が期待できそうです。

ただ、アブラムシの発生が多くなってきて先日、薬を撒きました。

何度も書いていますが、気温が高くて世代交代が早いようです。

同じくツルムラサキもハスモンヨトウがまだいて、再びディアナを散布。

ツルムラサキは使用が認められている農薬が少ないので、これで収まってくれるといいのですが・・・。

ネギは今月上旬までの炎暑でダウンサイジング↓

外側の葉が枯れてしまい、なんだか太平洋側の1月の冬枯れが始まったネギのようになっています。

おかげで7月中旬ごろと太さがほとんど変わりません。

今日、ようやくその残暑が収まる兆しが見えて、光明が差し始めたのがコールラビ

この写真の苗は3回目と4回目の播種ですが、1回目と2回目の播種は苗が半分くらいしかできんかった上に、畑に植えたら干からびてほとんど生存実験みたいになってしまいました。

シイタケ栽培は投稿していませんが、こちらはもっとひどくて期待していた2割くらいしか収穫できていません(だから、投稿するのも嫌なのだけれども…)。

これからは平年並みかやや高いくらいの気温で「穏便」に過ごせるようになってもらいたい、・・・ほんとに。

 

<農薬使用履歴>

・23長ナス(圃場前作22ネギ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 6/17    スミチオン     1000倍    散布     ( 5 )

 6/24     トレボン     1000倍    散布     ( 3 )

 7/21    スミチオン     1000倍    散布     ( 5 )

 8/6      トレボン     1000倍    散布     ( 3 )

 8/27     コロマイト     2000倍    散布     ( 2 )

 8/30     アーデント     1000倍    散布     ( 4 )

 9/7     スミチオン     1000倍    散布     ( 5 )

 9/18      トレボン     1000倍    散布     ( 3 )

 

・23ツルムラサキ(圃場前作23ソラマメ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 8/6    ゼンターリ     1000倍    散布     ( - )

 8/31    ゼンターリ     1000倍    散布     ( - )

 9/4     ディアナ      2500倍    散布     ( 2 )

 9/18     ディアナ      2500倍    散布     ( 2 )

水遣りが仕事とはいえ・・・

昨日も書きましたが、雨が降りません。

おかげで近頃は水遣りが仕事になってしまいました。

とはいえ、雨が降っていたらやらなくてもいい仕事、まして至極単純作業。

わが手から乾いた畝に滴りゆく水を見ながら、能力も経験も必要ない作業を体力と時間だけを消費してこなしていくのは「なんだかなぁ~」です。

でも、畑はもう限界なのですよ。

御覧のように、長ナスは青枯れも出てもうすぐ息絶えます。

暑さと乾燥が大好きなアブラムシと、同じく暑さが大好きなダニが発生して、気温が高く雨も降らないものだから世代交代による指数関数は最大値をとって増えてしまいました。

薬を撒いた時にはもう遅く、彼・彼女たちが媒介した病原菌は、同じく暑さと干ばつのために抵抗力がミニマムな長ナスを直撃したのでしょう。

あっという間で、あっと驚くためごろ・・・じゃなかった、もうダメだろう…。

生産体制の長ナス↑は3分の2になってしまいました。

本来は乾燥に強いはずのネギですが・・・

こちらも行き絶え絶えです。

そりゃあ、土寄せをほとんどしていない7月だったらまだしも、だいぶ畝も高くなっているし、根も乾くわなぁ。

ツルムラサキも大きくなりません↓

ここ1週間ほどは生長が止まってしまいました。

そしてハスモンヨトウが大発生。去年までは一部では見られましたが、ここまで広がるとは・・・。

こちらも世代交代が早いのと、個体ごとでも活動が旺盛なのでしょう。

どうしようもなくて、今年は薬を撒きました。

カボチャも生長が止まりました。

株元↑も元気なくなってきたかなぁというところです。

ツルを伸ばした先の土はカラカラです。そりゃあ、伸ばしたくもなくなるでしょう。

そして、2番果・3番果の付きも悪いようです。

お天道様のご機嫌はどうしようもないですねぇ…。

 

<農薬使用履歴>

・23長ナス(圃場前作22ネギ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 6/17    スミチオン     1000倍    散布     ( 5 )

 6/24     トレボン     1000倍    散布     ( 3 )

 7/21    スミチオン     1000倍    散布     ( 5 )

 8/6      トレボン     1000倍    散布     ( 3 )

 8/27     コロマイト     2000倍    散布     ( 2 )

 8/30     アーデント     1000倍    散布     ( 4 )

 9/7     スミチオン     1000倍    散布     ( 5 )

 

・23センニチコウ(圃場前作23ジャガイモ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/4    スミチオン     1000倍    散布     ( 6 )

 7/21    スミチオン     1000倍    散布     ( 6 )

 8/3    スミチオン     1000倍    散布     ( 6 )

 8/17    スミチオン     1000倍    散布     ( 6 )

 9/7    スミチオン     1000倍    散布     ( 6 )

 

・23ツルムラサキ(圃場前作23ソラマメ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 8/6    ゼンターリ     1000倍    散布     ( - )

 8/31    ゼンターリ     1000倍    散布     ( - )

 9/4     ディアナ      2500倍    散布     ( 2 )

 

秋のシイタケ開始

雨がまた降りません。

今日は2日前まで降水確率100%でしたが、今朝になって60%になり、そして降水はありませんでした。

なんで降らないの???

8月15日の台風で150㎜ほど降った後は夕立が1回だけあっただけ(降水量は15㎜)で、ほとんどが最高気温34℃の晴天ばかり。

・・・もう野菜は限界です。

秋のシイタケ発生を一昨日から始めていますが、こちらもこの夏の少雨のため凶作が確実です。

シイタケ菌は35℃で菌勢が減退し、40℃で死滅します。

榾木内で菌が十分に繁殖できたかわかりません。

「この榾木ちょっと変だな」と思うものも何本かあったので、もしかしたらほとんど出ないかもしれません。

・・・とはいうものの、自然子が出てきても何にも金銭的にプラスにならないので望みを託して浸水を始めました。

23赤の印をつけた榾木からです、高温品種。

豊作が期待できず、これだけワクワクできない作業もありません。

当年榾木は、いつもは12時間浸水ですが、あまりに榾木中に水分がないと思われるので24時間にしました。

そして、発生操作開始が9月4日というのも、例年よりも1週間遅く始めています。

これまであまりに暑くて発生者の中で干しシイタケになると思ったのです。

それでも、これから先も暑い日があるようで、傘の色は薄くなるんじゃないだろうか?

ちなみに、この夏に黄色の捕虫シートを交換しました。

あとはシイタケさんが出てきてくれるのを待つだけなのです。

一千個南瓜収穫計画(いっせんこかぼちゃのしゅうかくけいかく)

相変わらず暑すぎて、もう何が何だかわかりません。

秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にも やっぱり見えない

なんでこんなに毎日暑いの?

ただ、そのおかげもあってか、萎びていくだけの管理者をよそにカボチャはとっても元気です。

すごい勢いで生長して、ネギに迫らんとしています。まさにカボチャとネギが一瞬触発。

短期決戦だったらカボチャが断然有利。

伸びる触手で絞め殺しつつ、上空を覆ってしまうことで湿度を上げてネギを戦意喪失させることができる。

一方で、持久戦になって秋が深まるとネギの有利。霜が降りる頃にはカボチャは耐えられなくなって自滅する。

さあ、どっちが勝つんだ。・・・って、想像力を膨らましていないで、平和主義者の管理者はカボチャのツルを返して軌道修正させます。

ちょっと日当たりの悪いところに植えたカボチャも元気に生長中↓

害獣除けの金網に掴まって、「ここから出せ」と言っているかのようです。

そして、遅く植えたカボチャも花が咲き始めました。

こちらも予想よりも生長がだいぶ早い。

う~ん、今年のカボチャはだいぶよさそうだなぁ。

苗は350本を定植したから・・・、これは「一千個南瓜収穫計画(いっせんこかぼちゃのしゅうかくけいかく)」できるんじゃないか?

グータラ王の私でもうまくいくかしら?

あとは台風という災いがやってこないことだけを祈ります。

長ナスは今が収穫最盛期となっています。

あと3週間ほどはハイペースで果実が大きくなってくれると思うので、2日に1度の出荷を維持できそうです。

ただ、あまりに高温・晴天が続いているためにアブラムシも大量発生です。

食害を集中的に受けた株は葉っぱが茶色くなってしまってほとんど機能をしていないようです。

なかなか、薬撒きもたいへんです。

耐性個体が増えてしまうといけないので、薬はいろいろ物を使っています。これ定石。

そして、長ナスさんにはそろそろ雨が欲しい・・・。

残念ながら、ツルムラサキも虫が増えだしました。

・・・写真がぼやけているのは最近デジカメの調子が悪いからです。

そして、やっぱりツルムラサキにも雨が欲しいところです。

あと半月くらいしたらコールラビを植えたいなあと思っています。

それで堆肥撒きを今日したのですが、肝心の苗はこの暑さのために思うようにできず、ちょっと遅れ気味です…。

この暑さはいつまで続くんだろうねぇ?

盆前の暑さで葉っぱがなくなったイチジクは健気に実(正確には花だけど)を熟させています。

そして、スズメバチは例によって同じところに営巣しています。

これで今年5回目だよ、また長い棒で突っついて落とさないと。

 

<農薬使用履歴>

・23長ナス(圃場前作22ネギ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 6/17    スミチオン     1000倍    散布     ( 5 )

 6/24     トレボン     1000倍    散布     ( 3 )

 7/21    スミチオン     1000倍    散布     ( 5 )

 8/6     トレボン     1000倍    散布     ( 3 )

 8/27     コロマイト     2000倍    散布     ( 2 )

 8/30     アーデント     1000倍    散布     ( 4 )

 

・23ツルムラサキ(圃場前作23ソラマメ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 8/6    ゼンターリ     1000倍    散布     ( - )

 8/31    ゼンターリ     1000倍    散布     ( - )

暑さが帰ってきました

お盆のまさに佳境、15日に直撃した台風は各地に大きな被害をもたらしました。

被災された方、そして台風に続く豪雨によってご苦労された方にはお見舞い申し上げます。

ただ、この台風は当地に待望の雨をもたらしてくれました。

何せ1か月間、ほとんど雨が降っていなかったので、畑の作物のみならず、木々にいたっても限界でした(事実、庭先のイチジクは3割くらい葉が落ちてしまった)。

私だけでなく、どれほど多くの人が苦しんでいたかという一例をあげると、道の駅ではこの時期の主力商品であるエダマメの出荷が例年よりもかなり少なかったのです。

15日は一日中雨で、トータル150㎜くらい降りましたが、幸いに川の水は溢れることなく、河道を勢いよく流れて行くに留まりました。

畑も翌日の午前中こそ低いところに水が溜まっていましたが、浸水による被害は免れました。

その台風が来る前日、ぬかるんでは当分畑が鋤けないと大急ぎでエダマメやトウモロコシの跡地を耕しました(トウモロコシは8月6日に、エダマメは13日に最後の収穫を終えていた)が、どうにも土が起きません。

「そういや、トラクターの爪なんて気にしたことなかったな」とロータリーを見ると(←きちんと毎作業時に点検しましょう、基本です)、髪の毛くらいしかすけなそうな(掛詞ね)深爪、・・・それとも浅爪?

そこで、即注文。昨日にその爪が来たので、畑仕事のピークが過ぎて時間を持て余している今日の午後(いや、木工やれよ)、さっそく交換しました。

金色の爪が新しいもので、青いのが今まで使っていた爪。これまでのものはもはや鍬(くわ)としての機能は失われています。

作業効率だけでなく、費用対効果の面から言っても交換時期をはるかに逸しているのがわかって恥ずかしい・・・。

そして、この交換作業、「2時間もかからないくらいで終わるかなあ~」なんて極甘の見通しを立てていたら、なんの何の、3時間半くらいかかってしまいました。

・・・だって、ボルト・ナットが錆付いていて、外すだけでも一苦労だったんだもの。

そして、オイルスプレー(いわゆる5〇‐6)は一缶使ってしまいました。

36℃の炎天下の中、とんでもなく辛かった…。もう向こう3年くらいは爪の交換したくない、絶対。

・・・蛇足がだいぶ長くなってしまいました。

話題を戻すと、当地では風が弱かったのも幸いして、台風がもたらした雨は野菜たちにとっては恵みの雨となりました。

例えばこの長ナス↓

それまでの生長の遅さとは別人、・・・もとい、別ナスのように新梢や葉を展開させています。

ほんとはもうちょっと涼しい方が快適生活なナスがこれなのですから、他は言わずもがな。

ツルムラサキは株元の肥料が溶けて吸収できたこともあってか、葉が厚くたくましくなっています。

カボチャも一気に領土を拡大しました↓

勢いがいいのは摘芯をしていないこともあります(つまり親ヅルが率先して伸びている)が、着果が楽しみです。

果実がつくと言えば、雨が降るまでカボチャは雄花ばかりでした。

それが大雨が降ってから伸びたツル先には雌花が目立つようになりました。

品種のせいかもしれません(品種によっては株が若いうちは雄花が優先するなどあるでしょうが、この品種との相関まではちょっとわからないや)が、十分な水分を得られないときには果実を形成しないというのはありそうです。

カボチャにはもう薬は撒きません。

なので、ハチさん、頑張って花々を飛び回ってください。

でも、こんなに生長が良かったなら、「摘芯して3本立や4本立で大量収穫を望めたんじゃないのかな」とスケベ心が出てしまいそうです。

まあ、例年以上の日照時間を確保できたイレギュラーとでも思っておきましょう。

そして、後から定植したカボチャもツルが伸び始めました↓

こちらも早く生長して、1株あたり3個の収穫を得たいものです(うちは山間だからね~、近所でも平地の方はもうちょこっと作りやすいかも)。

お盆の仏花として、はたまたドライフラワーの材料(夏休みの工作にも使われたのかな?)として切り尽くされたセンニチコウも撒いた肥料が溶けたこともあってか、ボリュームを急速に回復しています↓

彼岸よりも早くに花束ができそうです。

このお盆中、鉢植えのセンニチコウも健闘していました。

高速道路併設の道の駅では1日2個くらいのペースで売れていったこともあって、半分は出ていきました(残念ながら、地元の道の駅では商品としてではなく、売り場に華やぎを与える販促アイテムと化していた)。

センニチコウはきちんとお手入れをすれば10月いっぱいまで楽しめます。

このように、多くの野菜たちは大喜びで我が世と思う夏を満喫しているわけですが、ネギだけは仲間に入れていません。

もちろん、ネギにとってもこの雨は恵みだったのですが、それにしても暑すぎる…。

しっかりとした雨でしたから、肥料も溶けてもっと葉鞘の緑が濃くなるかと思っていましたが、全然でした。

まだまだ、ネギにとっては耐えなければならない季節が続きます。

・・・が、敵もその動きを活発化させてきたようです。

ネギが倒されています。そして、葉先は黒くなって枯れています。

切り倒しているのはネキリムシ、葉っぱにはベト病が広がってきているようです。

被害を食い止めるべく、ほとんど生長を見せないネギに薬をやる昨日・今日でした。

・・・おや、随分と今日の投稿は文章が長くなったなぁ。まあ、いいか。

 

<農薬使用履歴>

・23カボチャ①(圃場前作23春コールラビ

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/19    野菜ひろば      -     株元処理    ( 5 )

 7/21    スミチオン     1000倍    散布     ( 3 )

 8/3     スミチオン     1000倍    散布     ( 3 )

 

・23カボチャ②(圃場前作23エダマメ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 8/2    野菜ひろば      -     株元処理    ( 5 )

 8/8    スミチオン     1000倍    散布     ( 3 )

 

・23ネギ(圃場前作22長ナス)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/21    スミチオン     1000倍    散布     ( 2 )

 8/19    野菜ひろば      -     株元処理   ( 3 )

 8/20    ダコニール     1000倍    散布     ( 3 )