山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

小屋とキノコと私と

先週の予告通り、天気が中途半端な今日に発生舎の水道工事をしました。

前回掘った溝に上水道を通していきます。

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離れに向かう上水道を途中で切って、回り道、そして分かれ道です。

途中からは、前回破壊してしまった離れの雨水管の付け替えと並走させて小屋に至ります。

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右奥に延びるのは、発生舎の大屋根からの雨水管です。

上水道も雨水管も繋がったら、埋め戻していきます。

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だいぶ昔に買っていた砂山にはドクダミが生えてその根っこもありますが、かまわず埋め戻します。

ただこの砂、再生骨材ではなく川砂で、貧乏人の私にしては贅沢使いなのですが、砂山にしたままでも使う当てがないので、地球に埋め戻して消費します。

浸水操作は発生舎の近くでやった方が効率的です。

そこで、発生舎の前で浸水させることにするので、U字(溝)工事です。

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サイズは180ですがこれでもようやく持ち上がるかというところ、運ぶのがたいへんです。

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素人施工ですが、まあ、想像通りかな。奥が土で埋まって見えるのはそこから埋設管になるからです。

外の雨水管には雨樋(今季の大雪で新しいはずの雨樋も曲がって手直しした)も連結して、環境は整いました。

ちなみに、この雨樋、竪樋(たてどい)は材料をケチって斜めに配管したので、斬新で前衛的な形になりました。

・・・機会があったら投稿します。

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こうして、発生舎に水が出るようになりました。

・・・おい、水があるぞ、これで生きられる、じゃなかった、品質の高いキノコが生産できる。

2月の終わりごろから気温が高くなって、露地のシイタケが生長しています。

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でも、3月になって異物混入、つまりは害虫の危険も高くなったので、出荷はしません。

5000円や10000円を拾いに行って、信用を失うのは作り手としてアホです。

きちんと浸水↓をして・・・

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真新しい発生舎で発生させます。

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とはいえ、この黄色の印が付いた品種はどうも浸水に鈍感なようで…。

早く4月中頃になって、シイタケ日和の気候で他の品種の発生を精力的に取り掛かりたいです。