山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

古い榾木に期待すれども

今年の秋は雨が少ないですね、行楽には良さそうですが作物には受難です。

いつの間にか、シイタケは中低温、つまりは冬用の品種に移ってきました。

今年、植菌した茶色22は植菌穴のほぼ全てから発生しました。

12時間と浸水時間は短めでしたが、ちょっと出過ぎです、出過ぎた真似を・・・。

あまりに多く芽切りをしてしまうと、一つあたりの大きさが小さくなってしまうのです。

刺激を与えるのも難しいなぁ~。

茶色の印を付けている品種は去年から取り入れたので、2年目・3年目の発生がどうなるかわかりません。

これはつい3・4日前に浸水した21茶色ですが、どれくらい発生するでしょうか。

3年目を過ぎると古榾(ふるほだ)と呼ばれますが、古くなってくると発生の数が少なるのはもちろん、変形したものも多くなっていきます。

これ↑は20白の榾木。「もう出ないかな」と思っていましたが、何とか発生してくれました。

こちら↑は20濃青の榾木です。

こちらも思ったよりも発生していますが、これは大きくはならなそうだなぁ…。

廃棄してしまうのはもったいないと思い、古い榾木も僅かな望みを託して浸水しますが、やっぱり結果は芳しくないのです。

つくづく、自分が貧乏性だと思う・・・。