山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

今日もトウモロコシとエダマメの

空模様は悪い方へと変化して、事前の天気予報よりも早くに雨が降り、そして雨量もまとまったものになりそうです。

畑がぬかるむと仕事にならなくなるので、今日は朝から急いでトウモロコシとエダマメの播種をしました。

この種まきが時間かかるのよぉ~。

ピンセットで摘まんで土に突き刺して埋めるのですが、数をこなしていくとだんだんと適正な握力わからなくなってきます。

そうすると、マメやトウモロコシを弾いてしまい、あらぬ方向へ吹っ飛んでいきます。

20mちょっとの距離の畝を4本種まきしたのですが、2時間ほどかかりました。

この種まきの時間を短縮できないかなぁ・・・。

じょうろで水遣りをやっているのも前近代的、と皆さん冷笑するかもしれませんが、こちらは作付け面積が少ないとの理由から更新していないのです。

つまり、ポンプや灌水チューブの費用、それとそれらを配置する労力に対し、植物を慈しみながらじょうろで数日おきに水を遣る労力を秤にかけると、猫の額ほどの面積ではほぼ均衡なんですよねぇ・・・。

マルチへの播種は3桁ほどの桁違いの作付け面積で行うようなほんとに大きな設備投資でない限り、小さな面積もほどほどの大きな面積も「お手植え」になってしまうのかしらん?

トンネルまでできたところで雨が降り出しました。

次の播種からは気温・地温が上がってくるので、トンネル建設の代わりに不織布を被せます。

そのため、播種時だけでなく、その後の水遣り含めると格段に作業は楽になります。

1回目と2回目の播種の方はというと・・・

こちら↑は10日ほど前に種をまいた2回目のエダマメです。

素晴らしい発芽率です、9割くらいでしょうか。エダマメにおける培養土作戦は成功です。

3粒蒔きなので9割の発芽率だと、計算上、3粒すべて発芽した株穴は72.9%、2粒発芽の株穴は24.3%と、ほぼすべて2本立ちにできます。

去年はこの1回目、2回目の発芽率は7割弱でした。

仮に7割だとしても、3粒発芽は34.3%、2粒発芽は44.1%と、全体の8割を2本立ちにできないばかりか、1粒発芽は18.9%にのぼり、発芽nothingも2.7%出てしまいます。

経営上、非常に有意義な結果となりました。

1回目の播種は本葉が展開し始めたので、残念ですが3本仲良く発芽したものはここで脱落。

実を着けたいかー?・・・ニューヨークには行けませんでした。

見ていて安心のエダマメ畝です。

一方で、トウモロコシは困ったもの・・・

こちらも培養土を株穴に入れて腐るのを防止したつもりですが、発芽率が6割5分くらいでしょうか。

・・・なんで???

たぶん、土の乾燥が影響しているのではないでしょうか。

種自体がカラカラ状態で、水を遣っても次の日にはそれなりに乾燥してしまうので、枯れてしまっているのだと思います。

芽が出ているいくつかの株は葉先が茶色に変色しているのです。

この培養土自体も、お世話と称して植木鉢に水を必要以上に遣り続ける人がいるためか、水切れが早いようです。

春は朝夕の気温が下がる、特に霜が降るようだと、とどうしても表面の土は脱水されるのでその線が濃厚です。

最低気温がいくらか上がると改善するのではないでしょうか。

2回目の播種は7割ちょっとくらいまで発芽率が上がっています。

また、播種を数日雨が続く前日に行うことで、より善処できるでしょう。

それでも、目的とする発芽率までには遠いな・・・。もっといいアイディアを思いつかなくちゃ。勉強、勉強。

あと、今日はコールラビの定植もしました、ちょっとだけだけど。