山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

畑は様変わり

今日は時代祭の開催日だそうですが、ここ丹波で枝豆が最盛期を迎えています。

この枝豆、正確に言うと「黒大豆枝豆」ですが、道の駅の農産品売り場スペースは半分くらいがそれで埋まり、国道沿いを中心にそこかしこに直売所の幟が出ています。

そして、高速道路・国道ともとても車が多く、道の駅は人でごった返しています。

山の向こう側の篠山と合わせて、活況を呈しています。

生産者の皆さんは今年は随分とご苦労なさったようですが、せめて11月初めまで土日は天気に恵まれるといいですね。

・・・他人事? そう、うちは作っていないのです。

この黒大豆枝豆、販売価格を考えると、確かに他の野菜と比べて大きく利益率が高い(販売価格が良いのはもちろんですが、収益性を考えるときはもちろん利益率)ので、とても魅力的なのですが、この収穫時期だけでも人を雇わないと手が足りないので手が出せないのです。

う~ん、もっと本気にならなければいけないのかなぁ・・・。

まあ、よそ様の話はともかく、うちの圃場はだいぶ装いが変わってきました(←最近、ブログを更新していなかったのが一番の要因ですが)。

今日はソラマメの定植をしました。

・・・ちょっと早いんじゃないかって? 左様、生長が早くてもうポットでは限界になってしまいました。

例年、発芽がそろわなくて1割くらいは冬越しに耐えられないので、今年の播種は1週間早めたのです。

そしたら、だいぶ大きくなりすぎてしまいました。

「ひょろい」ような…。もっと芽が密集してロゼッタのようにならなければいけないのですが、まさかこれは伸長して花を着ける気ではないですよね???

ソラマメは不安ですが、秋らしい作物、アブラナ科コールラビは茎部の肥大が始まりました。

そろそろ収穫できそうなものもあります。

一番初めに定植したところは9月の恐ろしい残暑で半分くらいになってしまっているので、本格的な収穫はあと3週間くらい先かなあ。

ネギは色が濃くなりました↓

今年は本当に雨がなくってネギにとっても厳しかったようで、それでもまだこの時期特有の緑の鮮やかさが足りないような…。

そして、径も小さいのです。

そうだよね、スーパーで売っているネギも苦労の跡が偲ばれますし、随分と良いお値段です。

特に、関西圏へのネギの出荷は西日本の日本海側にその生産地が偏っているので、この夏の気象の影響をもろに受けています。

センニチコウはあともう少しで終わりです↓

盆の供え花の時と比べて立ち姿が悪く、互いに絡まりあっているので収穫が手間取りました。

そして、近頃は葉っぱ取りも寒さが堪えました。・・・とっとと終わらせたい。

終わりといえばこちらも↓

長ナスはもう寒くて凍えています。そして、当地特有の朝霧は夏野菜から体力を奪ってしまいます。ナス然り、ツルムラサキ然り。

暑さ大好きのカボチャはもう土に還ります。

ツルをそのままにしておくと来春の耕耘がやりづらくなるので、刈払い機で粗切りしました。

でも、まだ4割くらいの面積しかできていません。

ここのところ、いろいろと忙しいのです。

その一端がこちら↓ さまざまな出荷作業が忙しいのです。

収穫したカボチャの出荷もここまで進みました。

結局、全体で700個くらいの収穫だったようです(道の駅の売上個数を見ないと正確な数字はわからない)。

定植・活着したのは300株余りでしたから、2.3個/株ということであまり伸ばせませんでした。

もちろん7・8月収穫に並ぼうなんて、季節柄、思っちゃいませんが、もっと収量を上げたいものです。

う~ん、播種を3週間くらい早めたらもう1個は先行して取れるのかなあ。

そんなこんなで、寒さに耐えられなくなってきたおっさんの感受性を挙げるまでもなく、季節は進んでいるようです。