山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

5月中に終わらせたい

歳をとるにつれて、5月のこの新緑の季節が何よりもかけがえのない時期なのではないだろうかと思うようになってきました。

桜が満開の季節や、紅葉が赤く色づく季節よりも、この季節が。

若々しい緑に包まれた山々を見るたびに、その生命力や可能性をつとに感じます。

 

小さな椅子ですが、少しずつ進んでいます(少しずつだけしか進んでいない…)

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脚も形が決まりました。

そして、この部材↓

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丈、つまり長さが短くて、加工しづらいうえに、切削面が大きくて枘挽き(ほぞびき)がたいへんでした。

作業場内が「昭和時代の新幹線の車内」みたいに煙でむせかえるようでした。

♪そんなぁ~、時代もぉ~、あ~ったねとぉ~

シンプルな椅子、改め「懐かしい感じのするイス」も座りを直して、オスモオイルを塗り直して完成です。

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ついでに、予告していた積み木も塗装しました。

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だいぶ片付いてきたので、小さな椅子に専念できる・・・かな。

小さな椅子は5月中に終わらせたいところですが、愛するシイタケだったり、販売会だったり、展示会の当番だったり、消防団の練習だったりといろいろあって、思ったように進むかなぁ。