山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

ようやく「すりすり」が終わった

雨の日が続き、家の裏のシイタケの榾木にはゴムタケが大量発生です。

そんなに害はないキノコとされていますが、密集して発生している榾木は異様です。

人間の力ではどうにもならないことはさておき、制作の方はようやく子供イスの部材の磨き作業が終わりました。

おじさんが小さくなって、汗だくになって「すりすり、シャカシャカ」しているのは辛かった・・・。

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早速、オスモで塗装をして次に進んでいきます。

三角スツールは枘(ほぞ)の加工に入りました。

30脚余り分ありますが、3種類の高さに分けるので、それぞれ10脚くらいずつ作ります。

高さが変わると脚の角度を変えなくてはいけません。

単に長さを短くするだけだとトラブルになるので、それぞれの高さに対して図面を引きます。

その図面通りに、枘と枘穴を転ばして加工していきます。

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地獄枘分の角度の開きも機械で取り、手作業はごみ取りと微調整だけにしました(当たり前のことだけどね)。

地獄枘なので、先割れスプーン・・・ではなくて先割れ枘です↓

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こちらも手作業は二枚枘の間のごみ取りくらいです。