山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

アスターとセンニチコウ

野菜の苗の移植がほぼ終わり、花苗の方へと移っています。

今年のアスター(エゾギク)は発芽率が悪く、また生長も揃わなかったので大きくなった苗から植え付けをしていきます。

でも、まあ、アスターは収穫までに半分くらいは青枯れにでもやられていなくなってしまうので、種を蒔いても、ポット上げをしても、畑へ移植をしてもなんだか虚しい。

お盆の供え花の中では、若い方を中心に大人気なのですが、栽培が難しいのです。

日本のような湿気も嫌うし、病気は流行りやすいし、冠水したら全滅の憂き目を見るし…。

アスター農家さんはどうやって栽培しているのでしょうか?

先に挙げたようにアスターは生長が揃っていないのと、フラワーネットが足りない(あと10日ほどしてソラマメが終わると転用する)ので、今日までで移植をしたのが30㎝間隔千鳥4条植えの20m畝が2本で、全体の半分弱ほどです。

一方で、体力馬鹿なのが・・・もとい、元気に生長をしてくれるのがセンニチコウです。

今日はプラグトレーに余っていたセンニチコウを鉢植えにするべく、こちらの移植もしました。

センニチコウさんはとってもお利口さんで、プラグトレーでの発芽率も95%だし、収穫までに余程のことがなければ脱落者もほとんどありません。

ただ、馬鹿苗が8%ほど発生し、それらは茎ばっかり太くて花をうまく咲かせられないので、鉢植えではこのように混んで植えます。

もし、育生途中でそれとわかったら根元から切り落とすのです。

また、種は花の色がミックスで入っているものを購入しているので、白:ピンク:赤の比がおよそ1:2:1となっています。

そのために、色のバランスを合わせる上でもプラ鉢に対して植える数を多くしているのです。

今年は36個の鉢植えを作りました。

こちらのセンニチコウは切り花用の品種なので背が高くなります。

ハウスで育てるわけではないので、台風が来ると倒れてしまう危険性があります。

他の植物のためにも、せめてお盆までは穏やかであってほしい・・・。