山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

なかなか進まない

年末年始は穏やかで、さらには気温もだいぶ高くて、まさに「春」でした。

それにしても、元日からとても痛ましい事実、映像を耳に、目にしなければならず、暗澹たる年の初めになってしまいました。

未だ多くの方がご苦労の最中におられるとのこと、心からお見舞い申し上げます。

ネギ採りですが、なかなか進みません。

う~ん、まだ半分いっていないんじゃないかな?

幸いに、雪は降らず、冒頭でも書いたように気温も高いので、1月になっても奇跡的に品質向上中。

あとは売れるだけなんですが、正月三が日と成人の日三連休が終わると道の駅もお客さんが随分と少なくなってしまうのです。

2月中に全部出てくれるだろうか・・・。

もう一つ進まないと言えば畑を囲う網張です↓

このように縦にワイヤーメッシュを張っていくのですが、これが予想していたスピードの半分くらいしか進まんのです。

もう5日も前からやっているのに、まだ全体の5分の1ほど。80mくらいしか進んでいません。

進まないのには理由があります。

これまで張ってあった海苔網と地面に敷いていた防草シートを取り払ってから、ようやく施工のスタートラインなのですが、これがとても手間。

海苔網は今まで張っていた横向きのワイヤーメッシュに絡まるし、防草シートは草が生えていて土だらけだし、加えて、どちらも写真左下のピンで留めてあるのでこれも抜かなければいけないし。

確かに、3年前、「きっちりしておかないと獣害が抑えられないなぁ」と(そのときは)しっかりと囲いをしたつもりだったのですが、海苔網は小動物に食べられ(なんで??? ために翌年にワイヤーメッシュを張ることとなった)、防草シートはチガヤがその年から貫通して芽を出していました。

こんなことなら、初めからワイヤーメッシュを縦方向に張って、足元には砕石を敷くなどもっと万全の対策をすべきでした。

何たる二度手間…。やらなくていい作業をしなければいけないときほどモチベーションがだだ下がりすることはありません。

何事も最初にケチってはいけないのですね。