この年末、例年とは打って変わって雪もなければ寒さもない。
おかげでネギ採りが楽で楽で・・・。
だって、ネギ採りをしていて帽子の上に雪が積もることがないんですよ。
積もった雪を崩すときにネギの葉を折らないように苦心することがないんですよ。
寒さで手がかじかんで引っ張った輪ゴムで指を強かに打つことがないんですよ。
こんなネギ採り、なんて幸せ。幸せって近くにあったのね。
・・・とはいえ、作業は結構、重労働でルーティーンワークですので、夢の国で時間を忘れるのとは違います。
10月までは細すぎて「今年はだめかもしれないなぁ」と思っていましたが、11月にぐんぐん生長して、さらには12月の恵まれた気候(スキー場関係者の方、スノーレジャーが好きな方、すみません)によって例年か、畝によってはそれ以上に立派に生長することができました。
クリスマス期には収穫せずに、12月27日から始めました。
今日でここまで進みました。
・・・あれ、思っていたよりも進んでいないじゃん。
そうなのです。生長の良い場所から収穫していることもありますが、案外に量があって、まだ3分の1ほどの収穫なのです。
みなさん、京丹波町に来たら、どうぞ道の駅でネギを買ってください。
畑で抜いたネギはその場で枯れた葉を剥いて根を切ります。
そして洗い場に持って行き、水洗い。
それを束にして袋詰めですが、この収穫から袋詰めまでの作業が他の野菜に比べて多く、時間と労力がかかります。
そして、最終的な荷姿↓
冒頭でも触れていますが、今季は積雪が未だなく、また厳しい寒さで葉が折れるようなことも少なかったので、青い部分もきれいです。
青い部分(葉)を食べるのは青ネギと思いがちですが、白ネギの葉も普通に食べられます。
確かに、太いものになると白ネギの葉は硬くなりがちですが、M・Lサイズくらいの一般的な太さのものでしたら青ネギとなんら変わりありません。
でも、スーパーでこのように葉付きで売っていないのは単に流通上の問題であるところが大きいようです。
おそらく、60㎝を規格の長さにしていること、ネギの葉は折れやすく流通の上流から下流まで扱いが難しいこと、最終的に消費者も自転車などでは買い物しづらいこと、と、味覚や野菜の特性とは関係のないところで商品の形が決まっているのではないでしょうか。
道の駅や産直売り場で買うときには葉っぱ付きの方がお得ですよ。みなさん。
ただ、唯一、生産上の問題を挙げるとすれば、白ネギの品種は葉に商品価値を見出していないために、品種改良上の未改善として青ネギよりも葉っぱに病気が出やすいことでしょうか。
うちはそこまで農薬も使わないので、殺菌剤の散布は、今年は1回だけ(生長が遅かったために秋雨の時期の散布が少なくて済んだ)でした。
なので、多少の斑が出ているのはご容赦願いたいです。
他の野菜はというと、ソラマメしかないのです。
12月とは思えないほど大きくなっています。大寒のときの厳しい寒さ、大丈夫かな。
・・・今にも花が咲いてしまいそうです。
その大寒、1月にはネギの収穫だけではなく、今年は他の畑作業も控えています。
圃場を囲う網・フェンスをレベルアップさせたいのです。
というのも、今の囲いはワイヤーメッシュを横使いで回しているのです。
上部の網もそろそろ経年劣化が心配されますし、防御力が弱い…。
今年もいくらかのトウモロコシは里山の生物多様性に貢献してしまいました。
ワイヤーメッシュを縦使いに変更し、さらには裾にトタンを張ってenemyたちに備えなければなりません。
それと、資材小屋も完成させなければなりません。
育苗箱やポットカゴ、トンネル支柱などを家の庇下に置いていましたが、置ききれないしみっともないので、置き場スペースを確保したいのです。
この10日ほど、合間合間の作業でここまで来て、今日は足元をコンクリートで固めました(明日の朝は氷点下に下がらないので)。
ところで、いつものように単管を組んで粗末な小屋を作っているわけですが、肝心の手道具、インパクトドライバーが9月に壊れてしまいました。
なので、10月に新しいインパクトを買ったわけです。
世の中はいつの間にか18Vになっていたのねぇ~。
ただ、木工をする機会があまりにもなくて、日々、忙しくて 、このインパクトドライバーを使う機会がなく、何と、使い初めが今回の農業小屋制作という体たらく…。
来年もやらなければならないことがたくさんです。
<農薬使用履歴>
・23ネギ(圃場前作22長ナス)
日にち 農薬名 希釈倍率 使用方法 (回数制限)
7/21 スミチオン 1000倍 散布 ( 2 )
8/19 野菜ひろば - 株元処理 ( 3 )
8/20 ダコニール 1000倍 散布 ( 3 )
9/15 トレボン 1000倍 散布 ( 3 )
10/11 トレボン 1000倍 散布 ( 3 )