山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

獣害対策

昨日・今日と2月とは思えない暖かさでした。

この1週間は畑の方を進めていました。

当地に限らず、日本の多くの山村・農村ではシカやイノシシなどの獣害に悩まされています。

最低限、田畑の周りを網で囲わないと、獣たちのパラダイスです、「Go to」してきます。

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網を張るには支柱が必要ですが、正規品の支柱を買うとまあまあするので、農業パイプを切って使います。

これで支柱1本200円くらいの単価になりますが、それでも畑をぐるりと囲うと結構な出費…。

一方で網はのり網の再生品↓

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のり網はシカ・イノシシにはある程度効果がありますが、小さな獣には向きません。

また、適切に管理をしていないとすぐに侵入されてしまいます。

そのため本当に最低限の獣害対策です。

電気柵や金網などの設備投資は儲かり出したら、栽培・収穫が軌道に乗ったら揃えていきたいですね。

材料が揃ったら網張り。先日ようやく畑の周りを一周した防草シートの上に張っていきます。

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支柱を打ち込むのと一番上を針金で留める作業は1人ではできないので、今日、嫁さんと2人でやりました。

日が暮れるころになって、1周(270mくらい)を張り巡らすことができました。

網の裾を留める作業はまた今度になりますが、これは1人でできる作業です。

ひとまず今日中に張り終わらせることができて、良かった。

肥料撒きをした畑は昨日、トラクターで耕して畝(みたいなもの)を立てましたが、思わしくありません。

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水分が多すぎて、固まりだらけの「ごたごた」です。

当地の冬は曇りや雨・雪の日が多くて、土は採ってもうウェッティー

今から来年のことを考えるのは時期尚早な気もしますが、来年はスケジュールの工夫が必要なようです。

この後、活躍しなければならない管理機は爪を取り換えました。

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・・・びっくりするほど長さが違う…。こんなんでよく今までやってきたなぁ。

上の写真のような畑に入って、どんな感じで耕せるかちょっとテイスティングしてみましたが、土が塊だらけなのと爪が長すぎるために抵抗が大きすぎて全く進みませんでした。

このままではジャガイモとダイコン栽培の先が思いやられます。

「段取り八分」ということで、いろいろ思索中・・・。