山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

今年のネギは不作・・・かな

この10日間、雨ばかりです。

その10日前の日曜日の大雨はブログに書いた通りですが、4日前の土曜日の雨もひどいものでした。

1時間で60㎜近く降ったよう(シイタケ浸水用の水槽で測った)で、家の裏からはやはり水が滝のように出てきました。

浸水まではいかなかったものの、小さな石が流れてくるほどで、「なんでまた」という感じでした。

もうこれで大雨はないだろうと思ったら、昨日の火曜日もそれなりに雨が降り(半日で50㎜くらい)、やはり水が出てきました。

畑の方は土が乾く暇がりません、・・・というか、低いところはほぼ田んぼです。

葉の色が抜けていくツルムラサキがかわいそうです。

試練はネギにもやってきています。

今日、7月初めまでに植えていた畝は1回目の草引きを終えました。

草だらけに見えますか、・・・そうでしょう、管理機で鋤いて除草することができないのです。

それはそれとして、どうも生長が思わしくありません。

生長が止まってしまった、・・・というか、後退してしまった個体も結構あります。

6月前半の猛暑と乾燥、それに続く「梅雨なのに晴天猛暑」で干しネギ状態になり、一皮むけてしまいました。

加えて、先日からの大雨による冠水で外側がとろけてしまい、さらに一皮むけたのでしょう。

脱皮して小さくなってしまったネギたちは畑の15%ほどにのぼります。

そして、草は元気に生長していたので、冠水によってその草が倒れて、一緒にネギもドミノ倒し状態に…。

こんなネギもやはり15%ほどあります。

これではネギが不作で、この秋冬がお思いやられます。

ただ、これだけでは終わりません。

・・・なんとまだ定植を終えていない苗もあるのです。

そうです。冠水してしまって、折角、準備したネギの溝が埋まってしまいました。

土が乾いたら植えるところだけ鋤き直して植えようと思っていましたが、全く晴れず、乾くはずがありません。

そして、肝心の苗の方ですが・・・

当然ながら、育ちすぎて老化しています。

さらには、10日前の大雨は苗床を洗うようにここを川にしてしまい、もはやめちゃくちゃな感じ…。

ネギの定植どうしようかな、・・・どうしたらいいのかな…。

明日は大雨になるかもしれない予報が出ているので、家の裏の濠の土砂上げをしました。

まるで塹壕のようですが、これで防げる水の量は僅かです。

・・・どうか大雨になりませんように。