山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

2020年の製材(その3)

今日も朝から製材をお世話になります。

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朝は雪が降っていました。この時期らしい天気と寒さです。

昨日の若い欅はこんな感じになりました↓

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そしてこの下の山↓

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厚みを3種類に挽いてもらいましたので、それぞれの厚みの板は少なめです。

まあ、節はほとんどなかったので、若い欅の白太が深いのを差し引いても歩留まりはだいぶ良かったです。

さてさて、今日はこれ↓、困った欅です。

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台車に乗せられて、製材機の挽き割高よりも丸太の径の方が大きいので、まずは面を出します。

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四角になって、おさまりも良くなりました。

ちなみに、今回は私はやった木取りで挽いてもらいました。

さてさてどんなかな・・・

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・・・この面はだいぶ良い板が取れると思っていましたが、よい感じ。

挽き進めていくとどんなかな、54㎜の厚みで挽いてもらっています。

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おっ、何枚かとってもいい感じ・・・

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あまり欲張ってはいけません、転がして、他の面からも角を取っていきます。

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癖のある丸太を活かしきる木取りは難しいのです。

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上の山が困った欅の板、下の若い欅と色もだいぶ違います。

この「困った欅」は欅丸太の中では樹齢はさほどでもなく、「赤ケヤキ」と本格的に呼べるほどではないかもしれませんが、樹齢を経るにしたがって色が変わっていくのがわかるかと思います。

45㎝から60数㎝の3mの板なので、アイランドキッチンのカウンターにいかがですが?

こちらは角で挽いてもらった方↓

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板よりも角の方が木取りが難しいことを思い知りました。

これで、今期の製材は終わり、あとの方の桧や椎といった中盤に調子が悪かったですが、最後の欅で取り返した感じ。

全体を通してみれば、「まあまあ」だったのではないでしょうか。

さて、ここ5年ほどお世話になっていたこちらの製材所ですが、この冬で会社をたたまれます。

残念なことですが、全国的に製材需要の減少が「街の製材所」の数を大きく少なくしています。

私がお世話になっていたこちらの製材所は、製材所の中でも広葉樹をうまく挽いてくださるとてもありがたい存在でした。

そして、丸太や木のことについて多くのことを勉強させていただきました。

この場を借りて、お礼を申し上げます。

たいへんお世話になりありがとうございました。