山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

時間が欲しい

早いもので2月になりました。

きのこ関係のことが全く進んでいないので、昨日・今日は山に入り、少しでも原木を出してくることにしました。

製材した木材が届いたらそちらを優先しなければいけないので、1週間なり2週間なりの連続してのきのこ集中はできません。

木工制作用木材にしろ、きのこの植菌にしろ、春も中盤を過ぎてしまっては手遅れなので、何よりもまず時間が欲しいところです。

12月に立木を伐って倒したそのままなので、当然ですがガチャガチャの状況です↓

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それを片付けながら、使わない小枝などの柴は柴で山にして、榾木用の原木は原木でちょうど良い長さに玉切りして集めていきます。

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・・・原木の玉切りの方は長かったり短かったりですが…、まあ、原木そのものを商品で出すわけではないのでいいでしょう。

比較的なだらかなところ(とはいってもスパイクじゃないと登りづらいけど)では2輪車にのせて山を下ることにしました。

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ほんとはクローラ(運搬車)が欲しい・・・。

この2輪車、使い方が結構難しく、コツがいります。

いくつかポイントをつかみ上手くなってきましたが、最終奥義は「欲張って積み過ぎない」であることを悟りました。

上手くいくと、2輪車が勝手に坂道を下って行ってくれます。

太すぎてそのままでは山から降ろせないし、榾木にするには扱いづらく栽培しにくい丸太部分は薪として活用することにしてみます。

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山にそのままにして朽ちるよりもそうやって活用した方が資源利用としてもいいのかなと思います。

こちらも、課題はやっぱり「山から降ろすこと」になりそうです。

12月の伐採のとき、太い蔦が巻き付いていました。

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あまりに太くて、シイタケ榾木用のコナラの小径木と間違えそうです。

結局、昨日・今日で山から降ろせた原木(シイタケ栽培ではまだ菌を打っていない玉切りした榾木用丸太のことを「原木」と言います)はこんな感じ↓

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大小さまざまで節のあるのも多いから、ホームセンターで売っている「シイタケ用原木」のとりあえずの見た目の品質の高さには頭が下がります(ただホームセンターのはその商品管理から含水率などは疑問符がつくことも度々です)。

全体の3割くらいを降ろせたかな、まだ道から近いところだから出しやすかったけど、これからは運ぶのが労力の多くを占める領域に入ります。

もちろん、まだまだ薪用の丸太を降ろす余裕はありません。

そういえば、2月といえば確定申告の季節です。

山から帰ってくるともう体力の限界なので、冬の早い陽が沈んだらパソコンに向かってその準備をしています。

でも、体は痛くなるし、すぐに眠たくなってしまってあんまり進みません・・・。