山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

2022年秋のシイタケ栽培の始まり

朝夕は随分と涼しくなってきました。

気温が下がると、気もそぞろ。シイタケのことで頭がいっぱいになります。

そして、今日から高温品種の浸水を始めました。

この榾木は古いものなので、まあ、「出るかな?出ないかな?」といったところです。

その他の榾木も順次、浸水していきます。

6月が暑く、そのために夏が長かったので、榾木が成熟・回復しているか心配ではあります。

休養中の榾木の中にはこんなに↓なってしまったものも・・・

赤印の榾木だけのようなので、この品種が害菌に弱いと思われます。

同じシイタケでも個性は様々。

次に榾木が向かう先は発生舎、その発生舎の地面に防菌・防虫のために消石灰を撒いたのですが↓

雪が降ったような、餅粉を敷き詰めたような…。

じきに、ここに榾木が並び、シイタケが大発生・・・します、・・・たぶん。

ところで、使っていた草刈り機が壊れたので新調しました。

コ〇リの19800円。私は十分に用をなすなら道具にこだわりはないのです。

ちなみに、スティックタイプ(傾斜地用)ではなくてカマキリタイプ(平地用)なのは、草丈が大きくなりすぎた雑草を刈るのはこちらの方が向いているからです。

秋冬野菜の準備はしないのです

ようやくの事涼しくなり、特に夜はとても過ごしやすいです。

欲を言えば、ここのところ毎日雨ばかりなので、晴れて過ごしやすい方がいいのですが、そうは上手くいきませんね。

長ナスにも過ごしやすくなったようで、収穫が本格化しています。

草丈も私の肩くらいにまでなって、頼もしい限りです。

今日は畝間の草引きをしました。

雨や湿度が高い日が続いているので、草が伸びているといくらナスでも湿りすぎになってしまいます。

そして、肥料を施しました↓

追肥はこれで2回目。10月半ばまでの長距離走なので、息切れしないように・・・。

しかし、この時期からなぜか道の駅ではナスを出す人が少なくなるのです。

ナスは秋が旬なのにもったいない…。

たぶん、早めに片付けて、ダイコンやハクサイなどの秋冬野菜の準備を始めるのでしょう。

うちは秋冬野菜をほとんどしないので、ナスは最後まで残します。

ちなみに、秋冬野菜をしないのはシイタケが忙しくなるからですが、それら野菜が安いという理由もあります。

まあ、何はともあれ、道駅にはそれぞれが戦略を持って出荷しているのです。

ところで、今年のナスはどうも青枯れが良く出てしまいます。

今朝まで元気(?、・・・に見えただけかな)だったのに、夕方になったらしおしお…。

残念ながらどうにもできないので、引っこ抜いて他にうつらないように祈るしかありません。

・・・写ルンです、・・・いえいえ、病気がうつるんです。

遅くに植えた長ナスもだんだんと大きくなり、今日は整枝をしました。

・・・かっこよくなったでしょ、生長間に合うかなぁ。

木勢を優先させるために花はすべて切り落としました。

お盆の後の大雨のおかげで肥料が溶けて、ツルムラサキは随分とたくましくなりました。

紫斑病が出かけていたのですが、栄養をもらって元気になったら気にならなくなってきました。

追肥を含めたお世話って大切だね。

元気といえばカボチャはどんどん大きくなっています。

・・・木ボケじゃないよね、たぶん大丈夫。

ウリハムシの食害が葉に出てきたので、昨日、薬を撒きました。

虫媒花なのでハチに影響があると困りますが、まあ、こちらも大丈夫かな。

あとから植えたカボチャはまだ全然、大きくなりません。

この時期の半月や1ヶ月は生長に大きく影響します。

去年のカボチャと同じ生長速度ですが、収穫できるかなぁ。

お盆ですべて取り終わってしまったセンニチコウもだいぶ復活してきました。

収穫のとき、根元から二節目の下を切ったので、一節目の側枝が大きくなったのです。

9月10日ごろからポツポツ出していこうと思っているので、いい感じです。

葉を虫に食べられてしまうと出荷時の摘葉の手間が煩雑になるので、こちらも昨日、薬を撒きました。

薬といえば、写真はありませんが、ネギにも昨日、殺菌剤を散布しました。

湿度が上がってベト病が広がるのは防ぎたい・・・。

秋冬野菜の準備はしませんが、今ある野菜や花を秋冬に出荷するためにお手入れはしている今日この頃。

 

<農薬使用履歴>

・22長ナス(圃場前作21白ネギ)

 日にち   農薬名     希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/6    ダコニール       1000倍    散布    ( 4 )

 7/24    トレボン     1000倍    散布    ( 3 )

 7/31    アルバリン     2000倍    散布    ( 2 )

 

・22カボチャ(圃場前作22トウモロコシ・22エダマメ・22ダイコン)

 日にち   農薬名     希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/25   スミチオン     1000倍    散布    ( 3 )

 7/31   ダコニール        1000倍    散布    ( 3 )

 8/23   スミチオン     1000倍    散布    ( 3 )

 

・22センニチコウ(圃場前作22ジャガイモ)

 日にち   農薬名     希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/25   スミチオン    1000倍     散布    ( 6 )

 8/23   スミチオン    1000倍     散布    ( 6 )

 

・22ツルムラサキ(圃場前作22ジャガイモ)

   ――― この作物は栽培中に農薬を使用していません ―――

ようやく薪割り

畑仕事が一段落したので、お盆休みの後半は薪割りにいそしみました。

シートをかけて積みっぱなしだった半割、3ヶ月ぶりにご対面です。

しかし、まあ、乾燥しているので、これが割りにくいったらありゃしない・・・。

大きいものや上の方に積んであってカラカラのものになると、薪割り機では割れないので、手斧で割ることになります。

暑い中しんどいの。

作業がはかどらないので、1日に2立米弱しか進みません。

昨日・今日でできたのは全体の4分の1ほどでした。

シイタケ榾木は今休養中です↓

写真で見ても、よしず越し日光がつらそう…。

花が終わって一段落

北海道・東北では大雨、東海・関東には台風が来たりと地域によって大きく天候が異なったお盆でした。

こちら近畿では比較的晴れて、そして暑い日が続きましたが、昨日・今日は少しばかり不安定で、雨がちでした。

でも、このところ降水がなかったので、畑には助かりました。

昨日で花の出荷が終わりました。

アスターは予定の3割程度しか収穫できませんでした…。

でも、40㎝も水没したのですから、それでも彼らは健闘したと言えるでしょう。

予想以上の活躍を見せたのがセンニチコウ

同じく水没しましたが、活着率ほぼ100%で丈もよく生長し、出荷率は95%ほどになり、200束以上出すことができたでしょうか。

もちろん、売り場でも完売しました。

見直したぞっ、センニチコウアスターは来年もっと頑張れ。

水没したといえば長ナスもでした。

この頃、ようやく本来の調子になったようです。

長いものもだんだんと多くなってきました↓

あとから植えた老化苗の長ナスもだいぶ生長を感じます。

植物の細胞って、万能ですね。このままの調子でいけば9月の上旬ごろには本格的な収穫になるのではないでしょうか。

ツルムラサキはこのお盆期間中、葉っぱを出し続けました。

株元の葉が大きくなり、混んでしまっているのです。

そのため摘葉をする必要があり、それもかねての収穫でした。

それと前後して誘引もしたので、ツルムラサキは上を向いています。

カボチャのツルも伸びだしました↓

先日、摘心したので、子ヅルがわんさか出る生長の良さ。

左右の余地にどんどんとそのツルを伸ばしてください。

あとから蒔いたカボチャも発芽率が悪く、先週、定植できたのは20本ほどでした。

気温が低くなってしまい生長しきれなかった去年と同じころの播種ということで、あまり生長は期待できないかもしれませんが、こちらもできる限りツルを伸ばして、カボチャらしいところを見せてほしいものです。

昨日まで、10日間、ほとんど雨が降らなかったので、土がカラカラでした。

一昨日、土寄せをして、そして昨日、今日と雨が降ったので、ネギは一段と大人に近づきました。

ようやく、ネギらしい、シャキッとしか感じ・・・。

歯抜けも気にならない・・・かな。

こちらのネギもあとから植えたものもあり、追いつこうとしています。

追いつくよね、・・・たぶん。それにしても欠株多いなぁ~。

去年、徒長して大失敗だった秋のコールラビ、いつぞや思い出して、今日播種しました。

夏の播種はいまいち時期がわからんのよ…。

暑すぎるし、スイッチが入ると生長しすぎるし、定植できたかと思ったら寒くなるし。

ちょっと遅くなったかなと不安になりながらの種まきでした。

花にはハチが付きものです・・・か?

今日からお盆休みという人もいることでしょう。

昨日までは荒天のところもあったようですが、これから1週間ほど、近畿地方は良いお天気が続いてしまい、かえって酷暑のようです。

この長い休みの時にでも読もうと思ってamaz〇n様に本を注文したのですが、3日前にコンビニで支払いを済ませたのにもかかわらず音沙汰なし。

今日、ようやくそのうちの1冊が発送されたとメールがありました。

情報革命(死語?)と小売業の集約化は受注量とその処理に大きな歪みを作ってしまっているようで・・・。

誰が悪いというわけではなく、「許容」の話ですね。

許容といえば、お客様が許容してくださるかどうかはわかりませんが、アスターは予定よりも5日早くピークを迎え、今日・明日で6割ほどを出荷しなければいけなくなりました。

というわけで、持ちこたえきれずに、今日から出荷しました…。

仏花にしては花が完成され過ぎているようです。

アスターはお盆前に終わってしまうだろうから、今年のお盆は静かに過ごせそうだ・・・。

合間にセンニチコウも見えますが、こちらも今年初めて売り出しました。

そして、ツルムラサキ(葉っぱだけだけど)も道の駅に持って行きました↓

ちなみに、今日はトウモロコシも出して、これが最後の第4弾目。

第3弾・4弾と日照りや獣に襲われて、思うようにはいきませんでした。

来年はもっと数も増やして、且つ安定的に作りたいな。

花の話題が出てきたので、ハチの話題もあります。

あれ~、去年とまた同じ所にスズメバチが巣を作っているぅ~。

・・・なんでまた…。

まだバレーボールくらいの大きさなので、(それでも十分でかいけど)スミチオンで退治しましょう。

はちみつ入りのやばい液体です。

これで、スズメバチが壊滅してくれるといいのですが・・・どうなるでしょう。

巣が完成したら、また2万円以上の出費が・・・。

 

<農薬使用履歴>

・22トウモロコシ④(圃場前作21ケイトウ

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/17    プレオ         1000倍     散布     ( 2 )

 7/24    トレボン     1000倍     散布     ( 2 )

 7/31    アルバリン     2000倍     散布     ( 3 )

 

・22アスター(圃場前作22ジャガイモ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/6    ダコニール        1000倍     散布    ( 6 )

 7/17    ダコニール       1000倍     散布    ( 6 )

 

・22センニチコウ(圃場前作22ジャガイモ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

  7/25   スミチオン    1000倍     散布    ( 6 )

長ナスの追肥

今日も暑くて、猛暑日です。

でも15時ごろからパラパラ雨が降ってきて、畑は潤いました。

明日も予報は傘マークですが、この頃、日照り続きなので、まとまった雨が降ってくれるとありがたいです。

雨が降る前に、今日は長ナスの追肥をしました。

まずはマルチを剥がして、草を引き、骨粉と化成肥料を撒きます。

そして、堆肥を株元に敷き詰めました。

誰よりも長い長ナスを作るため、去年からしていることですが、草抑えの意味もあります。

それと、先の骨粉は今年が初めてです。

Pの補充で実の付きをよくするのと骨粉ならば鉄を中心とした微量要素も補えるのではないかと考えたのです。

特に秋も深まると尻ぐされが多くなるので、これで終了をアップできるでしょうか。

しかし、まあ、冠水の影響かな、これまで収穫した長ナスは去年よりも若干短いものが多いようです。

カボチャは活着できたようで、生長が始まりました。

もうすぐ摘心をしなければなりません。

トウモロコシの第4弾は今週末に収穫が始まります。

このところ獣の被害はないのですが、このまま来週がないことを祈っています。

 

また食べられている・・・

最悪の月だったこの7月がようやく終わろうとしています。

3日の大雨でエダマメ全滅・アスター損傷に始まり、トラクターのロータリーが壊れて25万円は飛ぶわ、スズメバチに刺されるわ、トウモロコシはアライグマに食べられるわ、カボチャの種は動物のえさになるわ、で中身の濃い1ヶ月でした。

そして、その月も改まる昨日、またトウモロコシが食べられてしまいました…。

今度は何者・・・、しかもひどい食べ方。

前回の犯人、アライグマと異なり、一部分しかかじっていません。

しかし、その「あまがみ」で20~30本やられているのです。

・・・もう、目も当てられない…。

その上、獣さんは収穫間近のよい商品を狙っておりますもので、被害は甚大です。

真夏の炎天下に佇み、・・・無気力…。

今週の半ばにはネギの土寄せをしました↓

雑草ばかりだったもので、近所の人には「なんだこの畑は?」と思われていたことでしょうが、歯抜けなのはとても気になりますが、見た目はネギ畑に近づきました。

畑の手入れと言えば、今日はツルムラサキの誘因をしました。

今年は発芽率も、活着もよくてだいぶ混雑しています。

来週末から、特にお盆期間は連日収穫する予定なので、すぐに葉っぱがなくなり、丸裸になるはずです。

ツルムラサキの気力を充実させるためにも、ちょっと雨が欲しいかな(先一昨日、この地方は大雨に襲われましたが、当地はほとんど降りませんでした。馬の背を分けるような雨だったのです)。

育苗用のトンネルを片付けたところに草が生えて、そのままにしておくのも「どうかなぁ」と思っていたので、余っていた長ナスの苗を植えてみました。

畑の長ナスはわさわさになってきましたが、同じ苗なので、こちらは老化に老化を重ねてしまい、みすぼらしいことこの上ないです。

まあ、ナスだから「どうにかなるかな?」とほぼ実験な感じです。

長ナスと言えばやはり冠水した影響でしょうか、どうも調子の悪い株がぽつぽつ出てきてしまうのです。

ある日突然、このように葉っぱが黄色くなってどんどん衰弱していく…。

ウィルス性の病気によるものでしょうが、今まで元気だった株が日に日に調子悪くなっていくのを見るのはつらいです、そして収益的にも辛い…。

ただでさえ、今年の長ナスは長さがあまり出ないなぁと思っているのに。

アスター(正しくは「エゾギク」だけど)が咲き始めました。

5月・6月の「猛暑」のせいでやはり生長が早いようです、5日くらいかな。

接写では積み重なるように取り巻く花弁が美しいのですが、カメラを引くとそこは荒野です。

悪いところはこのようにほぼ全滅でした…、あの雨がね・・・。


<農薬使用履歴>

・22長ネギ(圃場前作21カボチャ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/17    ダコニール       1000倍     散布    ( 6 )

 7/24    トレボン     1000倍     散布    ( 3 )

 

・22アスター(圃場前作22ジャガイモ)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/6    ダコニール       1000倍     散布    ( 6 )

 7/17    ダコニール       1000倍     散布    ( 6 )