山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

長い道のり

朝夕は少し肌寒いですが、日中は汗をかくようになりました。

日向よりも日かげのほうが気持ちのいい季節になりそうです。

縦材も仕口の加工が終わり、面取りです。

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材料が長くて、トリマーをかける道のりが長い。

さらに思いやられるのはサンダー掛けと、面取りの磨き↓

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道のりが長すぎて先が思いやられる…。

先週は榾木の移動もありましたし、日曜日には車を替えました。

そのおかげで、この頃、だいぶ制作ペースが遅くなっています。

動くと汗をかく陽気になりました

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夏のような空模様となり、動くと汗をかきます。

だいぶ地温が上がってきた(・・・はず)なので、今日は夏野菜の苗植えです。

トマトは今年も屋根を作りました↓

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昨年よりも少し長くして、構造も改良しました。

紐を吊るしてあるのは大きくなったら誘引するためです。

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桃太郎を4本、ミニトマトを4本植えました。

今年のピーマン・ナスは1条植え↓

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2条植えどうしても影になる側の生長が悪く、隣同士近くなってしまうので、1条にしたかったのです。

普通ピーマン(「京みどり」だと思う)5本と庄屋大長6本です。

キュウリはとりあえず2本↓

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1ヶ月ほど経ったら第二弾でまた植えます。

この他に、ポットにツルムラサキと菊菜(春菊)を種まきをしました。

春大根はだんだんと生長中↓

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手前の発芽率が悪いのが気になりますが、まあ順調でしょう。

蒸し暑くなってきて、ブルーベリーの実も大きくなってきました。

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まだ木が小さいので、収穫は期待できませんが・・・。

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ミョウガはその若芽がわんさか出ています。

イチジクの鉢植えも順調に生長中↓

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植物はずんずん夏に向かっています。

紐蝶番

今回の衝立は紐蝶番(ひもちょうばん)で連結します。

とはいえ、その加工に慣れていないインチキ作家(←私のこと)はまずは同じ割り付けで試作します。

・・・だって、ぶっつけ本番は怖いんだもの、にんげんだもの

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金具の丁番をいくつも使うとだいぶ浮いた感じになるので、こちらの方がしっくりくる・・・と思っています。

課題やポイントがわかったら、「衝立」の方の加工を始めます。

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穴を開けるのもですが、そのゴミをとるのも一苦労、・・・個数も多いしね。

ちょっと話題が変わりますが、この前、枘(ほぞ)でやっていた仕口ですが、仮組みをしてみると構造上の問題があったので、ダボにしました↓

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一度、枘を作ってからでしたので、2度手間3度手間でした。

図面制作時の想像力が足りない・・・結果です…。

榾木の移動

近畿では木曜日に緊急事態宣言が解除され、天気も良くなって、遠出は「お控えください」だけど、どこか出かけたい気分になります。

道端で日向ぼこしている蛇にびっくりする日々です。

今週は週初めに雨が降りましたが、そのあとはにわか雨はあったものの、まあまあのお天気。

最高気温はおおよそ25℃くらい、最低気温は16℃くらいで、順調に季節の進みを感じます。

そんな水曜・木曜日に、シートを被せて仮伏せしていた今年の榾木をよしずの下に移動しました。

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4月は気温が低かったので、去年よりも1週間ほど遅くなりました。

乾燥で発生する害菌も見られて、過乾燥気味…。

シート下のどの場所にいたかや太いのと細いので乾燥状態もだいぶ違うみたい。

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木口に菌紋も見られて、だいぶ良さそうな榾木もあります(発生していないのもあります)。

・・・よいしょ、よいしょ、よいしょ・・・

1日で終わると思っていたけど、結局1日半もかかってしまいました。

・・・よいしょ、よいしょ、よいしょ・・・

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天気のいい日だったので、榾木たちも気持ちよさそうになりました。

外見ではわかりづらいですが、こちらで順調に生長してください。

収穫は18・19白が採れ始めました。

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自然子も結構多くて困りものですが、浸水・施設栽培では形が良いです(手に持っているやつ)。

やっぱり、この「白」の品種が見栄えのするキノコが採れるなあ。

目指せ、高品質・安定生産。

スルメの裂いたみたいなものが

制作は材料の注文を逃したので、なかなか進みません。

とりあえず、できそうな作業をしていきます。

トリマーで切面(きりめん)の面取りを↓

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久しぶりにトリマーを使いました。

片手で持ってやっていきますが、桧はスルメの裂いたつまみみたいな切りくずが出てきて、うまく進みません。

先日の溝突きもそうですが、桧材は繊維のつながりが強いので、やわらかい割には難儀です。

まあ、凝った面取りはできませんから、今回は切面で赦してください。

面取りができたらサンダー掛け、壊れかけのサンダーなので「じゃじゃ馬」です。

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切面部分は手でするしかないので、こちらは地道な作業。

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早く、材料が届かないかなぁ(間に合うように早めに注文しない私が悪いのだけど)。

キノコの生長が早いなぁ

立夏を過ぎてから、どんどんと気温が高くなっています。

最高気温は平均すると24℃くらい、最低気温がだいぶ高くなって平均15℃くらいでした。

週前半は晴れた日が多くて、週後半の土曜日はずいぶんと雨が降りました。

19濃い色は調理しやすいサイズと形です↓

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まだ早いかなと思って1日置いておくと、次の日の朝には傘が開きかけています。

気温が高くなると生長が早くて、一日2回の収穫の方がいいのかな。

でも、収穫量が全く上がりません。

う~ん、もっとたくさん採れないと出荷できないよ。

週半ばから18白の浸水(24時間)を始めました。

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この菌は夏菌の高中温品種なので、たくさん発生することをとても期待しています。