山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

数年前の俺は・・・

一昨日はたくさん雨が降って、畑が沼のようになりました。おかげで、しばらく畑仕事は出来ません。

サクラも散ってしまって物見遊山をする気にもなれないので、この土日は三角スツールの制作を進めます。

脚の枘加工が終わって、『マイン〇ラフト』(←やったことないけど)みたいなテクスチャーになりました↓

そして、枘挽きで残ってしまったところを、平鑿(ひらのみ)で削ります。

いや~、〇ヶ月ぶりに鑿なんか使ったよ。・・・木の味わいを手で感じながらものづくりをする時間は貴重です。

座面の方には枘穴を開けなければいけません。

・・・そういえば、前に使った治具があったような…

埃をたくさん被っていましたが、・・・ございました、ございました。

ところで、こいつはどうやって使うんだったけな? 数年前の俺、教えてください。

これ、木工あるある。自分で作った道具の使い方がわからなくなる。あるある。

・・・なんとか、使い方を思い出して、角鑿盤にて穿ちます↓

穴を傾斜させなければいけないので、機械調節がその都度必要。結構な時間がかかってしまいました。

この枘穴も鑿でゴミ取りをしなければいけません。

なんだか久しぶりに手作業をするようになったなぁ・・・っと、じゃなかった、手道具の良さに改めて気が付く今日この頃です。