山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

そうだ、制作をしよう

♪昨日、今日、あ~す、変わりゆくは~たけ・・・

畑のネギ取りが昨日で終わりました。

これで畑に植わっているものと言えばソラマメだけとなり、それも5月の中旬ごろからの収穫なので、アグリ関係は一旦おやすみ(堆肥撒きから始まる植え付け準備が始まるんだけどね、一応)。

一方で作品を見ると、三角スツールの木地色の在庫がなくなりました。

時間はある、作品はない、・・・♪作品づくりの旅はいま始まって・・・

ということで、今日の暖かさも味方して(←寒いと外でやる木材出しの作業はイヤだ)、久しぶりに本格的な制作を始めることなりました。

出荷用に束にした薪が邪魔で木材が出しにくい…。

それにしても、今日は本当に暖かいなぁ。毎日こんなんだったら、僕もシイタケみたいに活性が活発になるのに。

幅の広い板を切ってしまうのはもったいないような気もしますが、久しぶりの制作でやる気が充満しているおっさんには関係ありません。

チェーンソーでバンバン切ります。

この後のバンドソーの作業もそうですが、おが屑を全身に受けるので、体中が欅(けやき)くさいです。

左が脚用、右が座面用です。

脚は芯持ちだったり、内部応力による割れが生じた板で座面にできないものから取るようにします(柾のところは割れは生じていないので)。

すなわち、木取りは歩留まりです。タイムイズマネー、ウッドイズマネー

↑バンドソーで割りまくった脚材。まあ、だら挽きだから単純作業です。

この板は性(しょう)がまあまあと言っても、やっぱり欅はねじれが出やすいので、小さくしてから手押しをかけることにしました。

座面板はプレーナーをかけました↓

木口(こぐち)が斜めになっているのは座面が三角だからです。

今日はここまで。さあ、春になって畑が忙しくなる前にこの三角スツールの木地作りは終わらせるぞ。