山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

楠はうまく割れない

大事な大事な板の整理が終わったので、製材時に出た木っ端(こっぱ)を薪にして片づけをします。

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チェーンソーでの玉切りと薪割り機の往復です。

初めて楠を割ってみましたが・・・

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あまりうまく割れません。

なんだか鶏のささみをほぐしているみたいになっていきました。

棒棒鶏(バンバンジー)食べたい・・・。

もともと楠は真っすぐにはなかなか生長していかない植物なので、当然繊維も交錯して入り組んでいます。

ですから、あまりうまく割れないのです。

しかし、この楠は刺激的というよりもマイルドなあまい香り。

これくらいのにおいだったら、嗅いでいてもあまり苦痛になりません。

そんなこんなで、すべての薪割りが終わり、乾くようにいつものところに積みました。

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ちょうど一冬分の薪の分量となりました。めでたしめでたし。

板の整理をしている間、妖精さんが気を利かせて積み木づくりを進めていてくれてないかなと淡い期待を抱いていましたが、全く変化がありませんでした。

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これからは地道に面取り部の磨き作業をしていきます。

一方で、箱の方は底板の寸法取りが終わりました。

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是非とも、積み木はいい加減に4月中には終わらせたい…。

昨日は2週間ぶりに雨が降りました。

シイタケの榾木(ほだぎ)はもちろん、表に寝かせてある桐にもいい恵みになったようです。

ちなみに、雨が降るその前に畑に肥料を撒いて耕しておきました。

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こちらは着々と進めています!?