山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

シイタケも天候不順の影響を受けています

野菜はもちろんですが、シイタケも天候不順の影響を受けています。

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傘の色が薄くなっています。日照不足で、あまり黒くなりませんでした。

私としては袋の真ん中右のキノコよりももう少し黒い方が「美しい」と思っています。

もともと発生舎は薄暗いものですが、雲が出ているとさらに日差しが淡くなって、キノコが「美白」してしまいます。

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そして、害菌、特に青カビの伸長も早いのです。

人類はペニシリンにたいへんお世話になっていますが、菌食菌であるところの青カビが増えると困るのです。

若齢榾木はシイタケ菌が活発なので負けませんが、老齢榾木になるとキノコがくじけます。

一方で、シート下の今年植菌の榾木は、このような天候のおかげか菌の伸長がだいぶ進みました↓

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昨日でシートを外してトタンに替えました。

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ほんとは井桁積みにしたかったのですが、なんとしても時間がないっ。

梅雨になってしまって湿度も高くなっているので、とりあえずはトタンを被せておいて、半月くらいかけて井桁積みします。

サルはシイタケの味を覚えてしまいました。

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彼ら(彼女ら?)はシイタケを柄だけ食べ傘は捨てるのです。

うちは自然子は出荷しませんが、そんな和食好きの美食家なサルの餌場ではありません。

サル者は追わないので、早くどこかへ行ってしまってください。

この1週間、雨ばかり

今年の5月はことのほか雨の日が多いですが、この1週間はなかでも雨ばかりでした。

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例の如く、下の畑は水が湧き出て灌水しました。

先週植えたネギがまるで田植え後の稲のようです(ネギは湿度に弱いのに…)。

そして昨日は数も強く、まだ植えていないネギの苗は倒れてしまいました。

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平安時代の人間がこのような荒天のことを「野分」と呼んだのがうなずけます(野分は台風のことだけどね)。

雨が多かったので、もちろん日照も不足し、野菜は色が薄くなっています。

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ダイコンが黄緑色をしています。明らかに力がない。

そして、本体の方も割れや腐れが出てきていて、品質が下がっています。

関東以西がほとんどこのような天候不順なので、1週間くらいすると野菜が値上がりするでしょう。

育てている苗も日照不足の影響を受けています。

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いたって胴長なエダマメの徒長苗になりました。

明日以降の来週は少し天気が良くなりそうな予報が出ています。

でも、すぐに予報が変わっちゃうからなぁ~。

今日は天気がもつかなぁと思っていましたが、昼くらいに雨になり、雨上がりにようやくジャガイモ掘りをしました。

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袋詰めをすると玄関が八百屋の店先のようになりました。

花苗の手入れ(21ジニア、21アスター)

アスターとジニアは同じキク科の植物で似たような花もありますが、大きく異なります。

私が育てている苗はジニアの方が3倍くらい生長が早く、4月上旬に蒔いたアスターを4月の終わりごろに蒔いたジニアが追い越してしまいました。

そういえばひまわりだってキク科だし、植物って多様なんですね。

今日も雨が降って、畑には行けなかったので、そんな花苗をポット移植しました。

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セルトレーから9㎝ポットにお引越しです。

写真はジニア、そろそろ根が巻きそうです。

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ポットに移植したら途端に花苗らしくなってきました。

アスターも移植しました(主に嫁さんに委嘱)。

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アスターのセルトレーは2割くらいの発芽率でスカスカでしたが、ポットに移植したこの写真は様になっています。

梅雨入りが早かったので、生長する前に病気になってしまわないか心配な管理者です。

ネギの定植(21鍋用ネギ)

来週にも梅雨入りかという今日この頃、ネギの定植をまだしていない私は気が気でありません。

ようやく畑が乾いたので、管理機で溝を掘って堆肥と有機化成肥料を入れました。

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まず、白ネギは土寄せを何回もする必要があるので、畝(うね)を立てるわけではなく「グランドライン」に植えます。

そして、栽培期間が長いので植える前に地中に堆肥や肥料を施しておくと良いネギになる(らしい←まだ作った経験がないので)のです。

この後、堆肥などを入れた溝を埋めて、その上にネギを定植します。

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鍋用のネギの品種の方が、肥料食いなのか色あせが始まっていました。

そのため、鍋用ネギから植えています。

今日は嫁さんにネギを植えてもらいました(私は堆肥を撒くのに忙しかった)。

思ったよりもネギの苗が減らず、多く作れそうなのは良いのですが、畑を準備するのが間に合わなそうです。

雨は6月になるまで降らんでもらいたい。

21春ジャガイモの初収穫

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ジャガイモの茎や葉が青々としているのでまだ少し早いようですが、今年は梅雨入りが早そうですし、他の生産者さんが出し始めると「早出し」にならない(早出しのためにマルチにトンネルをしてきた)ので、今日から収穫することにしました。

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ほんとはあと少し肥大させたいところですが、まあいいところでしょう。

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全体量の7分の1ですが、畝1本分収穫しました。

天気や売れ行きにもよりますが、来週から畝2本/週で収穫する予定です。

ちなみにパッケージはこんな感じ↓です。

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やっぱり春の新じゃがはおいしいよね。

 

 <農薬使用履歴(通算)>

・21春ジャガイモ(圃場前作20米) 

    ーーー栽培中の農薬は不使用ーーー

苗植えは定期的に行っています(21コールラビ、21夏トウモロコシ)

木のは案外に雨が多く降ってしまったので、今日は曇りの天気といえども畑は目立ったことができません。

なので、苗植えdayになりました。

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今日、初めて、トウモロコシの定植をしました。

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連結36ポットではもう狭そうだったのです。

2週間ごとに種まきをしているので、定植もおよそ2週間後に再びします。

そして、コールラビも第3弾を植えました。

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一番初めに植えたコールラビはそれらしくなってきました。

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この根元が膨らむのですが、うまくいくかな。

ネギ植えなきゃ、でも植えられない(21白ネギ、21鍋用ネギ)

ネギ苗が本気で転居を希望しています↓

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肥効が切れそうで、そして密密密…。

でも、まだ畑が準備できていないので、植えられません。ごめんね、ネギ。

原因はまず管理人の準備不足、そして天気。

4月の終わりから雨が続いて、田んぼ転作地の畑はとってもウェッティー、鋤けません。

天気予報を見ると、もう梅雨なのかしらと思うような天気が続きそうです。

近畿地方の梅雨入りの平年は6月6日、油断していました。

土が半レアですが、昨日堆肥を買ってきて、今日撒きました。

およそ6畝(せ)で2トン車1台分を小さな小さな運搬車で運ぶこと約20回。

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今日の夕方には「雨が降るかも(60パーセント)」という予報だったので、いそいで広げているときに雨が降ってきました。

「降るかも」なのにしっかり降って、その雨の中で有機化成をサラサラ撒いて、そのあとトラクターで鋤き始め、ようやく日没ごろに鋤き終わりました。