山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

マルチを敷いてニンニクを植えました

秋冬野菜はあまりつくらないので、投稿が少なくなります。

今日はニンニクを植えたので、久しぶりの投稿になりました。

今年はマルチをすることにしました↓

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定石通り、スチール缶で穴あけをしましたが、最近のスチール缶は鉄板が薄くて根性がありません。

すぐに曲がって切れなくなりました。

ニンニク自体は先週に皮むきをして準備しておきました。

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マルチをした理由は保温のためはもちろんですが、半年以上植えているととても土が硬くなっているので、その対策でもあります。

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70個ほど植えたことになったのかな。

隣は最初に蒔いたダイコンですが、だいぶ大きくなってきていました。

そして、今日もダイコンを蒔きました。

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時期としてはだいぶ遅いので、12月までにきちんと成長できるかとてもビミョーです。

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キュウリの第2号は枯れてしまい、シソは花を咲かせました。

バジルは葉っぱが落ちたし、残るは長ナスばかり。

半袖では寒い

半袖では寒くなってきました。

昨日の朝は12°まで下がって、シイタケさんには刺激が強すぎます。

もう少し気温が安定するまで、芽切りはしないでね。

栗のスツールの座面を軽く研いで・・・

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再び拭き漆をしました。

黒くなったので、木地のときとはだいぶ雰囲気が変わりました。

座面以外の部材もようやくすべてが揃いました。

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仮組みもして、当たり前ですが問題なく進めることができることを確認しました。

材料が栗で少しやわらかいので、枘をきつめにしたけどだいぶきつくて叩き入れるのがちょっとたいへん。

あとは表面をひたすら斫るだけです。

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・・・コンコンコン・・・

衣装箪笥の方は接着の第二弾↓

 

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鏡板を入れて、側面を組み立てました。

また、「底」には脚も付けました↓

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次の組み立てて、扉を除く本体が組み上がります。

うちには関係ないけど

うちには関係ないことですが、栗の衣装箪笥にはちょっと細工を取り入れます。

まずは桐材を加工いたしまして・・・

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そして先日接着した底の部分に取り付けます。

・・・

はい、隠し収納スペース↓です。

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引き出しを抜いたあとに底板をずらして開けるようになっています。

やっぱり、札束が入らないといけないので、1㎝の厚みが入るようになっています。

インゴットは本体の底板が割れるかもしれないからダメだよ。

・・・いずれにしても、うちには関係ないことです。

ちなみに、穴が2つ開いているのは目を作ったわけではなくて、板をずらすのに便利なようにです。

そのため、密閉を保つために仕切りがあります(A4入るから重要書類も入れてね)。

それはさておき、栗のスツールは枘・枘穴の加工が終わりました。

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ここからは装飾的な加工。

今のままでは太い脚にアールを付けます。

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表面は結局、鑿で斫るので、アールはそんなに目立たなくなりますが、ちょっとばかり地面にしっかりと「立っている」感じにしたいのです。。

なんだか枘を作るのが久しぶりな気がする

家の前の田んぼも稲刈りが終わり、あとは秋が深まるのを待つばかり。

うちの家庭菜園も、トマトやキュウリといった夏野菜が盛りを過ぎて、ゆっくりと秋ナスが実を大きくするばかりです。

そろそろ、キノコのことを考えないと、そわそわそわ・・・。

栗のスツールはどんどん先に進めましょう。

蟻桟ができたので、あとの仕口の加工は枘(ほぞ)と枘穴加工が続きます。

いつものことながら、墨付け・罫書が機械作業と同じ時間かかります。

もうちょっと短縮できないかな…。

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枘穴はサクッと角鑿(かくのみ)で開けて、枘も挽いていきます。

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今回は脚をこかすので、脚の部材の枘と胴付(どうつき)は角度がついています。

そのため、お隣の部材の胴付も角度がついています(とはいえ、こちらはまだ仮の胴付)。

枘・枘穴の加工が進むと、なんだか作業が進んだ気になります。

座面はもう加工をすることがないので、とっとと拭き漆を始めます。

・・・ペタペタペタ・・・

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この栗のスツールのすべての部材をいっぺんに拭き漆をすると、ムロに入りきらなくなりそうなのです。

気温が下がると、厚い材料はやりにくくなりますし、先に進めるのが上策かなと。

・・・フキフキフキ・・・

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そして、栗の衣装箪笥は組み立てが始まりました↓

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いっぺんに組み立てをするとうまいこと固定ができないので、今回は「底」の部分だけです。

蟻桟を入れました

パソコン教室はようやくすべてが終わりました。

3講座の全45回(何回かは休んだけど)でしたので、だいぶ長い間、お世話になっていました。

さてさて、人並みに2次元CADを使えるようになったかな。

朝晩は涼しくなってきて、過ごしやすくなってきました。

これで、制作以外に時間を取られることもなくなったし、環境も良いし、制作が進む・・・かな。

栗のスツールは座面の接着が終わったので、とりあえず座面を仕上げていきます。

まずは目違いを手鉋で取っていきます。

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そして、蟻桟の仕口を作ります。

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まあ、慣れた作業なので、そんなに難しい作業ではありません。

蟻桟の凹、つまり溝を掘ったら、蟻桟の凸を作ります。

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叩いて入れるぐらいで調節して、これで蟻桟の仕口は完成。

座面はもう仕上げることができるので、脚部の仕口の加工の前に先にしてしまいます。

電気鉋で木端にテーパを出して、鑿で斫って、最後に小刀で「無骨に」面取りをします。

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これで、座面は完成です。

少し味気ない外観ですが、黒漆で仕上げるのでもっとシックに収まるはずです。

ちなみに、栗の衣装箪笥の方は通算5回目に拭き漆を終えました。

涼しくなってきて、いい感じ

 

昨日の雨で秋の空気に入れ替わりました。

日差しが強い時間は汗もかきましたが、それでもだいぶ涼しくなって、とってもいい感じです。

栗のスツールの座面は引き続き固定されているため、その他の材料取りをします。

木材小屋から栗の杣を出してきて、チェーンソーでいつものように玉切りして、挽いて(割って)いきます。

厚みがそれなりにあるので、直角を出してから鋸道(のこみち)を付けて、帯鋸で挽いていきます(うちの帯鋸非力なの…)。

速水のこみち↓

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・・・これが言いたいがために、この写真を撮りました、はい。

部材の種類はいくつもないので、今日だけですべての材料の寸法決めが終わりました。

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この後、オリーブオイルをかけて出来上がり、・・・にできたらいいな。

一方で、栗の衣装箪笥の鏡板・背板の拭き漆は、捨て摺りを含めて4回になりました。

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う~ん、もう少し光沢が欲しいかな。

躯体の時と同じように5回することにしましょう。

今日もドライブしてしまった

今日は市日で、事前に電話で誘われていたので、行ってきました。

行きがけにガソリンスタンドによって、銀行によって、だいぶ時間が遅くなってしまったなあと思いながら市に向かいました。

すると、・・・目的の丸太の競りが終わっていました…。

あまりにも自分自身が情けなくて、写真も撮らず、目も合わせずに逃げて帰ってきました。

銀行で20分も待たされるんだもん…、半日のドライブという非生産的な行動。

制作の方も労働集約的な、あまり生産性が発揮されない現場↓

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ようやくのことで、座面の斫り作業が終わりました。

続いて、その座面の面取りです↓

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先日の投稿でも書いたように、「テキトー」に作ったように見せかける(あくまで制作は誠実を心がけています・・・たぶん)ので、面取りも大きく無骨にとってみました。

そして、接着します。

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いつものようにパイプクランプで縛って、固定をしました。

大きな板にしたように見えますが、3枚矧ぎが4つ分並んでいます。