山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

割り込んで

シイタケは気温が高いので、朝夕の1日2回収穫しなければなりません。

そのため、ただでさえシイタケのことで頭がいっぱいなのに、時間にも追われています。

制作は「あのアニメに出てきそうなスツール」を作っていましたが、近所の大工さんに下駄箱を作ってみないかと言われて、クラフトフェアなどもなく暇なので、お受けいたしました。

金額の方はこちらの希望とはなりませんが、まあ、仕方ないですね。

躯体は欅(けやき)ですることにしました。

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ちょっともったいなかったかな。

側板や背板は桧(ひのき)の柾板の矧ぎ合せを使うことにします。

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↑細かくする予定の桧です。

天板は1枚板でやってほしいて言われているので、電気鉋で削ります。

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予算も予算なので、白太(しらた)が入るのは許してください(だって、幅が40㎝を超えているのだもの)。

1枚目の写真の欅を割って、部材を取っていきました。

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性(しょう)の良い木なので、割るのもスムーズです。