山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

衣装箪笥が完成しました

この前に投稿した「きのこ」と「家庭菜園」と前後していますが、こちらはここ数日の内容です。

「桧天板」は本実を、桧のかぐわしい香りの削りかすまみれになりながら加工し終わりました。

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そして、接着です。こちらに接着できたものがございます↓

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・・・もちろん、こんなにすぐに接着できないので、この間、引き出しの内板や側板・背板などの製材・接着をしていたのですよ。

クランプが空いたら、今度は拭き漆が終わった衣装箪笥の扉の接着です↓

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そして、この接着の間にも側板・背板などの加工です。

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↑これが側板・背板になる桧と杉の板です。

節無しの柾で取ってあります(写真はブレブレですが)。

衣装箪笥の時の側板・背板と同じように本実で矧ぎます。

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今回は桧・杉というやわらかい材料で、節もなく、何よりも大量にしなければいけないので、小さな攻鉋(せめがんな)で面取りをしました。

一方で、扉の接着剤が固まったならば、取っ手をつけて、嫁さんの手を借りて扉を衣装箪笥に付けます。

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引出しも入れて、これで完成です。

うちでは引いたちゃんとした写真が撮れないので、きちんとした写真はまた後日です。