山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

溶接の安全講習が終わりました

昨日でようやく溶接の安全講習が終わりました。

全9回でしたが、参加者も少なく機械に対して一人一台で、実習では手動なり半自動なりをほぼ通して扱いました。

あんまり安全にかかわる講習が少なかったような・・・。

何かきのこでも制作でもきのこでも利用できないものかと考えますが、溶接機がないので当分はお預けです。

上の「きのこ」は半分冗談ですが、制作関係で思い描く造形はやはり半自動溶接機でないと対応できないのです。

開先を取るための切断機やロータリーバンドソー、ベンダもそろえる必要があるようで、やはり木工と同じくある程度の設備投資が必要だと当たり前のことを痛感しました。

う~ん、本格的にそろえようと思ったら、建屋も入れて300…。

作りたい造詣があるのに、道具がないのは何事にも共通して歯がゆいものです(もちろん肝心の技術もないんだけどね)。

余談はこれくらいにして、今日は市日でした。

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この土地らしい時雨れの中の12月の競りです。

今日はこの桧↓を落札しました。

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1年に1度あるかないかの私好みのヒノキ丸太でした。

まず、何よりもわかりやすいところに節がある(市場の人も見やすいように上に見せていた?)。

その他はほとんど欠点がありません、・・・これは個人的見解で、内容を保証するものではありません(もちろん挽いてみないとわからない)。

でも、競っちゃった、値段上がったの、よぉ~見とるのぉ~。

何はともあれ、この丸太は今季一番の挽いてみるのが楽しみな丸太です。

木工制作はというと・・・

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編み座スツールを仮組してみました。

ちなみに、強度が必要な座面ぐるりの材料はサクラ(山桜・本桜)です。

粘りと強さの話し、適材適所は制作の基本です。

・・・でも、上の仮組みは写真撮るように材料を加工したので、まだカーブ付きの胴付の修正がこれだけあります↓

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・・・なかなか進みません。