山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

作業台づくり

欅の厨子も作らなければいけないのですが、離れで使う作業台も作りたいのです。

機械類の刃がそろそろ替え時なので、厨子もいいけど、作業台(2台)を優先して作ることにします。

針葉樹の節は刃物にとっても悪影響なので、研ぎ出し前の最後の仕事にしたいと思います。

作業台なので、仕上がりも気にしなくていいですし。

桧の大引のような材料があるので、これを使います。

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今年の春に製材したもので、乾きはまだですが、作業台ですし、桧ですし、建築やさんのように生でも使いましょう。

4mが2本でもまだ足りないので、メタセコイアも加えます。

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チェーンソーで・・・ブーブーーン・・・

晴れた秋の昼下がり、桧の芳香が山野に漂います。

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正味二日半くらいの仕事ですが、あまり時間が取れないので、1週間くらいかかってしまうかなぁ。

一応、枘(ほぞ)でも組みますが、ネジで補強します。

また、天板は床用の構造用合板でまかないます。

作業台なので、まあまあ「適当な」仕事です。

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100角の柱とします。

元々の桧の角材が120角を取れるように製材していたのでちょっともったいなかったかな。