山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

切子地と送り蟻

まずは桐の箱の地。今日から「切子地」(砥の粉と地の粉と漆と水を混ぜたもの)です。 本当は地の粉地も2回地付けをやったほうが良いのでしょうが私は「地をうまく薄く付けられない」ために、あまり地をするとかえって形がごわごわになるので1回にします。…

秋野菜は今が盛りとなってきました。

実はデジカメの調子が悪くて、うまく写真が撮れません。 スイッチをいじっていないのに、ついたり消えたりしてしまうため、シャッターがうまく押せないときがあります。 ほんとは収穫しているときの写真を撮りたかったのですが、台所に引き上げてからの写真…

今日は市日でした

今日は丸太の市日でした。 なので、目当てのものは必ずしもあるとは限らないものの、わくわくしてお出かけ。 今日は前回よりも出品数が多く、見ているだけでもとても勉強になります。 杉は小から中・大まで、短いものから長いものまで、節だらけのものから欠…

今日も送り蟻の枘をほじくっています

穴を掘るのって切るよりもたいへんなのです。 送りありなので、鑿(のみ)を斜めにして、傾斜も付けます。 こんな感じです。今回は6箇所の送り蟻の仕口があるので、蟻穴だらけです。

思うようには制作は進みませんね・・・

土日にクラフトフェアで出かけていると、制作は思うようには進みません。 今日は栗の棚から。外にでて販売をしていると、工房で作業をするのが久しぶりに思えます(事実そうだったりする)。 送り蟻の枘(ほぞ)穴がわを加工しています。 鑿(のみ)で穴を掘…

クラフトフェアには付きものかもしれません。

ここのところの一連のクラフトフェアの中で、私の「桐胎根来塗小酒卓」(下写真)が傷ついてしまいました。 ずいぶんと高いところから硬いものが落ちてきて、へこんでしまいました。 この小酒卓は桐で胎(中身のこと)を作り、布を重ねて地をしてあります(…

「つるがクラフトマーケット」のご案内

11月14日(土)、15日(日)に開催される「つるがクラフトマーケット」に出店いたします。 日時:11月14日(土)10時~17時 15日(日)9時~16時 場所:きらめきみなと館 イベントホール (福井県敦賀市) 出展数:約100ブース 今回の…

「アーツ&クラフツ 明石城」<2>

京丹波の夜中はやや風が強く、雨もざっと降っていました。「明石はどうだったかなぁ」と心配でしたが、さしたる変化もなく、安心しました。 10時開場(といっても公園なので人の往来はそれ以前からありました)ですが、時おりざっと雨が降り、今後が危ぶま…

研いでばっかりです

最近、めっきり日没が早くなりました。そのため、「アーツ&クラフツ 明石城」は16時に終了でした。 家に帰ってきてもまだ19時過ぎ、ちょっと制作をしましょう。 日中に桐の箱の地の粉地の研ぎがすんだので、きれいに粉を落としました。 その後はタモの…

「アーツ&クラフツ 明石城」 <1>

今日は「アーツ&クラフツ 明石城」です。 朝5時に出発、現地に7時ちょっと過ぎに着きました。 案外、明石は近いんですね。これなら突然に明石焼きが食べたくなってもすぐに行けそうです(もちろん冗談です)。 ロケーションは芝生で、区割りもゆったりと…

送り蟻、送り蟻、送り蟻

栗の棚の制作です。 送り蟻の「蟻」の加工をします。機械が入らないから手作業が多いです。・・・トントントン・・・ 並べると壮観です。まあ、これを合わせようと思うとげんなりしますが…。

久しぶりに家庭菜園の写真でも

この前の家庭菜園の投稿では写真を撮っていなかった野菜の写真を撮りました。 まずは大根とねぎ 予想以上に大根の丈が高くなってしまって、ねぎが日陰になっています。 大根の畝の深耕が十分ではなかったようで、本来、下に伸びるはずの大根が上に伸びたせい…

こっちは、やっぱり罫書

地の粉地が乾くまでの間、栗の棚の罫書の続きをします。 え~と、どこまでやったんだっけなぁ?特に罫書を途中で終えて続きからやるときは、注意していたことを忘れてしまっていることが多いので、慎重に「思い出し」ます。 ようやく主要部分の罫書が終わり…

引き続き、やっぱり地の粉地付け

今日もやっぱり地の粉地付け。 細かいところが残っています。 と、ここで小休止。 栗の棚の制作をやってお昼を食べてから、先ほど地を付けた部分が乾いたのを確認して再開です。 細かいところは難しいです…。特に角・際にうまく地が乗らない…。 ようやく、地…

京ものセレクション「現代に受け継がれる琳派」のご案内

京都駅の喫茶店「京都茶寮」で開催されている「京ものセレクション『現代に受け継がれる琳派』」で私の作品が展示・販売されているのでご案内申し上げます。 場所:京都茶寮(京都駅ビル2階) 期間:11月3日(火・祝)~12月10日(木) 10:00~…

引き続き、地の粉地付け

ちょっと離れてしまっていましたが、今日は桐の箱の地の粉地付け。 平面は不精をしてプラベラでやっています、そのほうがヘラが痛まないので。 しかし、内曲面は木ベラになります。 正直、曲面をヘラ付けすることがあまりないので、というかいつも逃げている…

「琳派フェア」(11月3日)

※「琳派フェア」は「京もの」や京都に関わる工芸品を製造・販売する事業者が直接対面販売するイベントです。本来、このイベントはクラフトフェアではないためこのカテゴリーではないのですが、野外での対面販売なので、便宜上このカテゴリーに入れています。…

昨日、芋虫を見つけたので

昨日、野菜を収穫しているときに芋虫を見つけたので、「琳派フェア」に出発する前に薬(ゼンターリ)をまいておきます。 小松菜に・・・シューシュー・・・、ミズナに・・・シューシュー・・・ カブは結構葉っぱが食べられていました・・・シューシューシュ…

ムロから替わりばんこに登場させます。

ここのところ、各駅停車の制作…。 今日はタモの手持ち開き戸をします。「お客さん、起きてください。出番ですよ」 漆もしっかり乾いたので、研ぎます。 手持ち開き戸の研ぎが終わったら、次は桐の箱の地の粉地つけ。 隣り合う面は一度にできないので、こちら…

芋虫になりそうな・・・

最近、忙しくしていて家庭菜園をゆっくり見る機会がありません。 今日は何日ぶりだったか忘れましたが、家庭菜園に入りました(とはいっても、家の隣なのですが)。 ↓小松菜(右)とキクナ(左) 小松菜の生長は早いのですが、だいぶとってしまった観があり…

「琳派フェア」(11月1日)

※「琳派フェア」は「京もの」や京都に関わる工芸品を製造・販売する事業者が直接対面販売するイベントです。本来、このイベントはクラフトフェアではないためこのカテゴリーではないのですが、野外での対面販売なので、便宜上このカテゴリーに入れています。…

桐の箱は地の粉地

今日は京都博物館の「琳派フェア」ですが、朝早く目が覚めた。なので、時間ももったいないですし、ちょっと漆の作業を進めます。 桐の箱は「地」を作る工程に行きました。今日は地の粉地。 地の粉に水を混ぜて・・・サクサクサク・・・ 漆を混ぜます・・・ペ…