山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

ブルーベリーとイチゴ

久しぶりの家庭菜園カテゴリーの投稿ですが、恐らくのところは今年最後となるでしょう、・・・冬は家庭菜園の手入れがほとんどないもので…。

今日はムラ仕事で猪柵の掃除を午前中にしました。

天気が良くて、気温も上がってやりやすくて助かりました。

また、先週から週2日ほど溶接の講習を受けに行ってます。

恥ずかしい話、溶接について全くの素人で、やったことがなかったのです。

鉄と鉄をくっつけられるととっても便利。

早く覚えて、いろいろなところに活かしたいと思います。

さて、家庭菜園の話題に戻ると、先日作った土留めの続きに去年と同じく、ブルーベリーを植えました。

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品種は去年と同じくケープフェアとサザンオニール。

これで各6ほんずつ菜園の前に植えたことになります。

また、家の前の空いているところにスダチを植えました。

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ユズの木しかなかったので、魚やキノコに直接かけるのにスダチが欲しかったのです。

しっかり活着して、早いところ実をつけてほしいところです。

ちなみに、ユズの木は今年も実をつけていて、嫁さんが料理に使っています。

アレしてしまったイチゴは新しい苗を買ってきて植えました。

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100株ほど苗を取ったはずでしたが、結局残ったのは5株と悲惨な結果になったのをまた思い出さざるをえない…。

奥の10株は今回買ってきたとちおとめです。

ダイコンは嫁さんがこまめに液肥をやっていたおかげか、この半月は晴れた良いお天気が続いたおかげか、だいぶ大きくなってきました。

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スーパーの売り物と遜色ない出来栄えになりました。

同じく、9月・10月の天候不順によって元気がなかったネギもここにきて元気を取り戻しています。

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ネギは乾燥したところがお好きだものね。

あと、もう少し

桧の片袖机はあともう少しです。

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ご覧のように、躯体の組み立てをしました。

そして、接着剤が乾いて、クランプをとったら、引き出しを調節します。

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取っ手がないのでのっぺらぼうですが、ようやくイメージしていたものが具現化しました。

もう一台の躯体も接着します。

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こちらも乾いたら引き出しを調節して、そのあとは引き出しのサンダー掛けと塗装で終了です。

あと、もう少し・・・。

全く記事にする必要もないけど、今週は市日で市場にも行ってきました↓

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でも、何にも買いませんでした。

こちらの希望に叶う材がないときには、無理をして買い物をしません(たぶん)。

そろそろ冬菌の出番かな

この1週間も雨がほとんど降らず、快晴の日ばかりでした。

最高気温はおおよそ21℃、最低気温は5℃ほどまで下がり、気温の日格差の大きな1週間でした。

また、毎日、朝霧がかかっていましたが、濃さはさほどでもなく、下の方は夜明け前からかかっていたようですが、うちの辺りは7時から9時くらいまででした。

19濃い青は浸水に敏感なようで、浸水したものはよく出ていますが、しなかったものは自然子がほとんどありません。

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19ライトグリーンよりもきのこが大きいことは先週にも書きましたが、食味も、香り・味ともに濃い青の方が優れています。

先週、浸水を始めた19黒ですが、あまり浸水の効果は感じられません。

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このことが、1年榾木からくるものなのか、それとも冬菌の品種ゆえなのかは来年以降の観察課題です。

ようやく19黄色にも自然子の発生が見られるようになりました。

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それに伴い、木曜日から浸水(16時間)を順次始めました。

資料には黒色の品種とは発生気温にあまり差がないことになっていますが、浸水刺激に対してはどのような反応を見せるか(または見せないか)観察しましょう。

唯一、全く自然子が見られなかったのが19水色でした↓

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中温品種なので、黒色や黄色よりも遅く発生することはないと思われるので、1年榾木では発生しないものと思われます。

組み立てるとよりカラフルに

昨日の晩ごはんは、栗ご飯と銀杏とシイタケにゆずのポン酢を食べました。

とても秋の味覚です、栗と銀杏はもらいものでしたが。

桧天板の片袖机は組み立ての第一弾。

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組み立てると側板の「シマシマ」が入って、とてもカラフルに見えます。

だいぶ騒がしい感じになったかなぁ、時間がたつとちょっと落ち着いて見えるようになるかな。

天板も蟻桟を入れて、埋木をします。

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こちらもカラフルに見えますが、この部分は完成するとあまり見えないところです。

最終的な微調整は本体が組み上がってからですが、引き出しの目違いを払います。

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針葉樹は鉋がおっくうです。

特に桧はならい目に引かないとむしれるので、気を遣います。

木目とならい目が一致しないこともままあるので、木端をよく見てからしますが、最近、細かいところが見えなくなったような…。

より良い丸太から、より理にかなって製材した板の方がこのようなトラブルは少なくなります。

すべての仕事はつながっているのです。

ヒールを履かせます

晴れた日が続くようになってきて、制作もやりやすいです。

うちの作業場はただでさえ日当たりが悪いもので・・・。

桧天板の脚には「ヒール」を履かせるのです↓

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ウォールナットで継いでアジャスターをつけました。

特に「自然の木」を使うと天板が引っ張ったりして、座りが悪くなることがあるのですよ。

今回はフェルト付きのアジャスターにしました。

ちなみに、もっと早くにこの加工をすればよかったのですが、某通販サイト「モノタ〇ウ」のカテゴリー別割引日を待っていたのでちょっと遅くなりました。

脚もサンダーを掛けたら、オスモで塗っていきます。

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今日で全部塗り終わるつもりでいましたが、思いのほか時間がかかって半分しかできませんでした。

虫が入るようになった

この一週間はそれまでとはガラッと変わり、快晴を基調とした一週間でした。

雨が降ったのは火曜日だけで、それ以外はほとんど快晴の日が続くいました。

ただ、朝はこの地方特有の霧がかかり、濃い日には9時ごろまで晴れませんでした。

気温は最高気温が平均すると21℃、最低気温が平均10℃くらいと平年よりもやや高い傾向でした。

最近はシイタケに虫が入るようになりました。

入っていたシイタケはやや湿り気味のシイタケでしたので、主に湿度の違いによって虫も好き嫌いがあるようです。

また、先週までの大雨のために、地面が湿っているため榾木の天と地できのこの外見等が異なっています。

極端な天候の変化でしたが、立てた榾木の天地の環境の違いに気付くことができたのは今後に役立ちます。

19ライトグリーンは先週に引き続き活発に出ています↓

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先週よりもきのこが大きいので、芽切りと生長時の平均湿度の違いによるものと推察されます。

気温・湿度に日格差があって、メリハリのある気候が生長にはいいようです。

やや気温が下がったこともあって、生長は鈍化しています。

同様に浸水操作をした19濃青も芽切りをしています↓

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こちらはさらに生長が遅いので、品種の違いによる菌糸の伸長が異なるためでしょうか。

19黒は冬のきのこらしい姿をしています(自然子)↓

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40本ほどある榾木の2本しか自然子が出ていませんが、週半ばから浸水をしてみています(18時間)。

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浸水後4日ほど経ちましたが、変化は見られません。

また、19黄色と19水色は相変わらず、自然子が1本も見られません。

身の丈ではなくて

世間では盛んに「身の丈」が強調されていますが、私は「シイタケに合わせた」生活となっています。

「身の丈」と聞くたびに、シイタケに置き換えられたらもっと世界は平和的なのにと思う毎日です。

・・・シイタケのことばかり考えていないで、制作も進めましょう。

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機械で蟻組を出しましたが、そのゴミ取りと微調整に手間取り、蟻が組めるようになるのに丸1日かかりました。

・・・いつもながら効率のあがらない作業…。

そのあとは溝などを加工します。

・・・

久しぶりにトリマーを使ったけど、やっぱりしんどいね。

力がない(そして刃も切れないものしか用意していない)とスムーズに進まないだけでなく、必要以上に疲れます。

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そして、あとは内側に当たる部分のサンダー掛け、いつものように。

・・・

マスクをつけずにやっていたら、「(埃が)私の鼻孔を突いた。あと、5秒で鼻が死ぬ。ハクション」。

・・・なんてことばかり考えてのサンダー掛け。

サンダーが済んだら接着・組み立て。

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組み立てると場所を取ります。