山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

そろそろ冬菌の出番かな

この1週間も雨がほとんど降らず、快晴の日ばかりでした。

最高気温はおおよそ21℃、最低気温は5℃ほどまで下がり、気温の日格差の大きな1週間でした。

また、毎日、朝霧がかかっていましたが、濃さはさほどでもなく、下の方は夜明け前からかかっていたようですが、うちの辺りは7時から9時くらいまででした。

19濃い青は浸水に敏感なようで、浸水したものはよく出ていますが、しなかったものは自然子がほとんどありません。

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19ライトグリーンよりもきのこが大きいことは先週にも書きましたが、食味も、香り・味ともに濃い青の方が優れています。

先週、浸水を始めた19黒ですが、あまり浸水の効果は感じられません。

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このことが、1年榾木からくるものなのか、それとも冬菌の品種ゆえなのかは来年以降の観察課題です。

ようやく19黄色にも自然子の発生が見られるようになりました。

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それに伴い、木曜日から浸水(16時間)を順次始めました。

資料には黒色の品種とは発生気温にあまり差がないことになっていますが、浸水刺激に対してはどのような反応を見せるか(または見せないか)観察しましょう。

唯一、全く自然子が見られなかったのが19水色でした↓

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中温品種なので、黒色や黄色よりも遅く発生することはないと思われるので、1年榾木では発生しないものと思われます。