山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

うちには関係ないけど

うちには関係ないことですが、栗の衣装箪笥にはちょっと細工を取り入れます。

まずは桐材を加工いたしまして・・・

f:id:yamanoimokkoubou:20190918190009j:plain

そして先日接着した底の部分に取り付けます。

・・・

はい、隠し収納スペース↓です。

f:id:yamanoimokkoubou:20190918190047j:plain

引き出しを抜いたあとに底板をずらして開けるようになっています。

やっぱり、札束が入らないといけないので、1㎝の厚みが入るようになっています。

インゴットは本体の底板が割れるかもしれないからダメだよ。

・・・いずれにしても、うちには関係ないことです。

ちなみに、穴が2つ開いているのは目を作ったわけではなくて、板をずらすのに便利なようにです。

そのため、密閉を保つために仕切りがあります(A4入るから重要書類も入れてね)。

それはさておき、栗のスツールは枘・枘穴の加工が終わりました。

f:id:yamanoimokkoubou:20190918190133j:plain

ここからは装飾的な加工。

今のままでは太い脚にアールを付けます。

f:id:yamanoimokkoubou:20190918190157j:plain

表面は結局、鑿で斫るので、アールはそんなに目立たなくなりますが、ちょっとばかり地面にしっかりと「立っている」感じにしたいのです。。