山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

・・・コンコンコン・・・

当地では滅多にないのですが、今日は熱風を感じました。

とんでもなく暑く、そのために辛い一日でした。

・・・鑿痕小角盆を進めます。・・・コンコンコン・・・

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接写過ぎて、なんだかよくわからない写真ですが、側(がわ)の長手(ながて)、つまり木端(こば)に鑿痕をつけています。

まだ、木端は加工しやすいです。

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↑だんだんと雰囲気が出てきました。

今度は妻手(つまて)、すなわち木口(こぐち)に鑿痕をつけます。

・・・コンコンコン・・・

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朴は「いい感じ」で鑿が入ります。

問題は欅、・・・コンコンコン・・・

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・・・こりゃ、硬い。手が痛い…。

できたものを積んだら「タワー」になりました↓

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おっ、なんだか新しい境地が開けそうです。

これから塗装をすると、なおのことこの「タワー」は良くなるのではないでしょうか。