山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

今度は粉だらけ

とんでもなく暑くなって、作業場にいるだけで辛い時期となりましたが、製造業はそんなものですね。

角小盆の鑿痕付けはついに高台までいきました。

・・・トントントン・・・

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機械化された時代ではフラットな面よりも「手作り感」の方がたいへんです。まあ、モノによりけりでしょうが・・・。

面取りもサンドペーパだけでとるとなんだか丸くなりすぎるかなと思い、小刀で「ザクザク」取ってみます。

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そういえば、小刀は木工の基本ですね。

あんまり使うことはないですが、たまにはいいものです。

・・・

そしてようやく、鑿痕角小盆の「刃物しごと」が終わりました。

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思ったよりも(とっても)時間がかかってしまった…。

こんな私は、今話題の「自己裁量型の勤務時間」になったら帰れる人間でしょうか。

・・・まあ、いいや。

一方で、スツールはサンダーがけ。

・・・ブウィーーーーン・・・

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体毛がどんどん粉で白くなっていきます。

柱も、・・・ブウィ――ーーン・・・

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そして、サンダーではできないところは手で磨きます(これは面取り部ね↓)。

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・・・シャカシャカシャカ・・・

昨日今日で、ここまででした。

やっぱりあんまり進んだ感じがしませんね…、う~ん…。