山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

畑以外の植物たちも暖かさを感じているようです

夜にブログを更新していますが、もう一週間も前からカエルが鳴き始めています。

でも、来週に寒の戻りがあるようで、彼・彼女たちは大丈夫なのかしら?それとも、慌てて土の中にカエル?

出ました制作の話題。三角スツールは中盤から終盤へと移ってきました。

脚の機械作業が終わりました↓

先細りになって、面取りもしました。木作業は、あとは磨くのみですが、これがまた・・・

とても地味で時間がかかります。

一方で、座面の方もサクッと面取りを終えてさらに丸くなりました。

ほんと、ルーターで「サクッと」いう仕事だから、もっと早くに終わらせなければいけないんだけどね…。

座面はこの後、丸鑿(まるのみ)で上面を、平鑿で側面を斫って(はつって)表情を出します。

ところで、昨日は市に行ってきました↓

昨日も暑いほどだったので丸太を見るのは何と言うか・・・、暖かく日差しが当たる場所に置いてある刺身をみているかのような気持ち…。

ふと、山を見ると、ここでも藤が咲いていました。

・・・ああ、ここでも罪なき木が「フジ子ちゃん」に籠絡されている。

ちなみに、競りの方は手を挙げたものの、途中で降りる体たらくで、何にも買えませんでした。

・・・と、そんな情けない話より、これ↓を見てください。丸太の皮がめくれています。

山の木もこの「異常」とも言えるここ一、二ヶ月の暖かさを感じているようです。

こんな丸太が増えてくるのは本来だったら五月の半ばごろの話しだよ。