山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

丸くなりました

今年も早いもので3日も過ぎ、普段通りの生活へと思ったら、コロナ禍で世間はそれどころではなくなっているようです。

・・・早く、世界が普段の生活を取り戻せますように。

年末に降った雪はまだ融けず、外の作業はできないので、木工制作がそれなりに進みます。

座面は中央を「ほる」作業を進めました。

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左のように、初めの平面とほったところとの境目のエッジを利かせた方が工芸的でカッコイイのですが、座りづらいです。

そのため、ちょっと見た目は落ちますが右のように境目をぼかします。

そのようにして豆鉋で座面の凹みを整えたら次は面取り。機械でサクサク通していきます。

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見た目がだいぶ変わって、だいぶ丸くなりました。

ここからはいつもの磨きの作業だよ。手仕事だよ、全員集合。

漆部屋の方は前の投稿からさらに2回、拭き漆を重ねました↓

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だいぶ、色合いに深みが出てきたかな(・・・写真じゃわからないけど)。

漆部屋はいいなぁ、暖かくて、・・・灯油代は恐ろしい。