山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

腰が痛い、これは4割くらい

昨日から腰が痛いのです。

これは腰痛スケールでいうと「4割」くらいです。

動けるには動けるけど、屈んだり、重いものを持つと痛みます。

次はチェストを作ります。

ちょっとおしゃれに言いましたが、薩摩示現流ではありません。

ネイティブ日本語で言うと「扉付きの箪笥」ね。

痛む腰をいたわりながら、木材小屋から材料を出してきます。

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そして、チェーンソーで荒取りしていきます。

・・・ブルンブルン、ブウィーーーーーン・・・

作業場にある組み立て中のスツールはとりあえず片隅に追いやっておきます。

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木材を荒取りしていると、困ったものもあります。

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写真ではわかりづらいですが、まとまって大きな節がいくつかあり、全く材料にならないのです。

チェーンソーで切り刻んで、薪ストーブに入るようにしておきます。

それにしても、久しぶりに「乾燥材」をチェーンソーで切りましたが、生木と違って硬いですね。

シイタケの榾木の原木伐りの時は「すーーっ」と入っていった刃が、「がたがた」と手ごわい抵抗を感じます。

私の目立ての問題もありますが、乾燥による木材の変化は大きいのです。

手ごわいといえば、チェストの柱の材料です↓が・・・

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これをとるときは40㎝くらいの幅のある板からバンドソーで小割りにしていくのですが、いくら定規を当てていても一人で1mの長さのものをとりまわすのは難しいのです。

切り線が曲がったり、まして刃の腰に注意しながら慎重にしていきます。

そして、バンドソーの低い高さが私の腰に響いて、辛かった…。

いくつかの機械を行ったり来たり、外に出てチェーンソーを振り回したり・・・

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しながら、材料をとっていきます。

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腰が痛くて集中していなかったからか、何を勘違いしたか材料の数を間違えました。

チェストを3つ作るつもりでしたが、倍くらいの材料をとっていました。

長さを大まかに決めて切ってしまったので、とりあえず倍の数を作ります。

まあ、それくらいある方が数によるスケールメリットが出るので、時間の方は倍ほどはかからないのです。

特に、箪笥やチェストみたいなものは同じような部材が少なくて種類が多いので、かえって数がまとまった方が作っていて気持ちが楽です。