山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

久しぶりの拭き漆

 

このところ、雨ばかりで、昨日・今日に予定されていたムラの行事も中止になりました。

行事は来週に持ち越しとなりましたが、今回はうちの近所が当番なので、昨日の午前中は雨の中、行事に必要な木を切るなどの準備をしていました。

そして、昨日の午後は家と作業場の周りの草刈りを小雨の中やりました。

雨や露で濡れた草で、靴が濡れてしまうのが嫌なので、濡れた作業着になったついでに強行しました。

 

制作の方は辛かった磨きの作業が終わりました。

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磨きが終わったら、早速、拭き漆。 

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久しぶりに漆の作業です。この匂いも久しぶり。

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捨て摺りなので真っ黒になりました。

次は『京もの認定工芸士展』に出品する作品の制作です。

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展示会が10月の下旬なのに、ようやく制作に取り掛かります。

遅すぎですね…。

写真の板は幅が尺五あるので、うちの機械ではかからないために、電気鉋で平面だしと木端の基準出しをしました。

出品は、去年はカジュアルなスツールとテーブルで「京指物」っぽくなかったので、今年は反省して、棚を作ります(やっぱり構想では指物っぽくはないけど・・・)。

吊桟の棚はようやく完成。

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カラフルな引き出しで、木工界の原宿系?