明日から全国的に大雪の予報が出ています。
皆様が災害に遭われませんようにお祈り申し上げます。
雪が降ると外での作業ができないので、制作に多くの時間を割けます。
でも、寒さが厳しくなると困ることがあります。
漆の作業です。
この↑写真は「あのアニメスツール」の部材を捨て摺りをしたものです。
そうなのです、「あのアニメスツール」も塗装を始めたのです。
とはいっても、すべての部材が磨きまで済んだわけではなくて、ムロの都合もあるので、木地ができたものから拭き漆をすることにしました。
明日から、特に最高気温が上がらなくなるとストーブを目いっぱい焚かなければいけません。
室温も上がらないし、木地の温度もなかなか上がりません。
・・・やっぱり冬の漆の作業はしんどいなぁ…。
上の拭き漆は3日前にしたので、今日はその研ぎを始めました。
・・・シャカシャカシャカ・・・
一方で、座面の「フラットをどうするか」問題は、座面を少し刳る(くる:彫ること)ことにしました。
1枚1枚はそれほど斫るわけではありませんが、20枚以上あるので、結構な重労働です。
今回は鑿痕(のみあと)を残すのではなく、滑らかにしようと思います。
鑿痕仕上げだと、ちょっと「民芸風」寄りになりすぎるきらいがあります。