山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

ハチやアブがよく入る

作業場の中にハチやアブがよく入ります。

危ないし機械作業に集中できないので、とっても厄介です。

何よりも、こっちがもともとこの場所にいるのに、後から入ってきた彼らが我が物顔で「オラオラオラ~」といった羽音で近寄って来るのが訳がわからない・・・。

そして、従順な一市民にいわれのない威嚇が始まる…。

領空侵犯はそっちだろっって。

 

蟻組加工は先板に取り掛かりました。

この部材はほぼ機械に頼った加工です。

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機械サマが加工できなかった部分を鑿(のみ)でとって差し上げて、先板も加工が終了。

機械の仕事が主とはいえ、オートメイションではないので、何回も板をとっかえひっかえして目が回りそうです。

同じようなルーティーンが続くと集中力も欠けてしまうので、取っ手の加工を並行して行っています。

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取っ手の内側には「目切れによるとび止め」のために丸棒を差し入れました。

まあ、今回は目切れ部が結構幅広なので大丈夫だとは思いますが念のため。

そして面取りの荒取りも機械でだいぶ無理やりにして作業時間の短縮。

でも、ビットが回らない部分は小刀で取ります。

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ちなみに、言い忘れていたけど、取っ手はウォールナットで作っています。

ウォールナットは小刀と相性がいい方なので、削るのが楽しいくらいです。

同じく、サンダーではサンドペーパーがかけられない部分は手作業でします。

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やっぱり、手を動かすと汗が噴き出すような陽気に参っています。