蟻桟は微調節に時間がかかります。
ゆるすぎても意味がないし、きつすぎるとそもそも入りません。
他の仕口に比べて、いろいろな意味で調整が難しいのです。
桟を叩いて入れます、・・・コンコンコン・・・
桟が入ったら、組み立てて様子を見ましょう。
うん、これでいいのではないでしょうか。
ようやく、すべての部材とその仕口が揃いました。
ここからは装飾的加工。
でも、前回の糸巻形スツールと同様に、加工は極力抑えて線がシンプルになるように心掛けます。
まずは、2枚目の写真でもすぐ気が付く天板の端の線の野暮ったさを解消します。
電気鉋で・・・ババババ・・・
その後、手鉋で・・・シャカシャカシャカ・・・
単純な加工ですが、これで端の野暮ったさが少しなくなり、四隅の柱材も圧迫から少し解消されるでしょう(もちろん、見た目の問題です)。