山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

振り出しに戻る

今日は大きく「Uターン」、まあ「Jターン」くらいかな、・・・自ら考えを改めました。

 

まずは座面の面取り。

もちろん機械で荒取りはしますが、鉋で面を取りましょう。

・・・シャカシャカシャカ・・・

f:id:yamanoimokkoubou:20170616222418j:plain

鉋目(と鉋まくら)を残して、手作り感ある面取りにしたいと思いました。

鉋目の面取りは半数にして、残り半数は鑿(のみ)で面取り。

・・・コンコンコン・・・

f:id:yamanoimokkoubou:20170616222426j:plain

こちらは「鑿目」で面取りとしたいと思います。

「鉋目」の座面自体はフラットで、「鑿目」の座面は同じく鑿で「はつり」ます。

・・・コンコンコン・・・

f:id:yamanoimokkoubou:20170616222441j:plain

せっかく手加工ですから、表情の変化を楽しみましょう。

 

・・・と、このあと、しばし熟考・・・

やっぱり、低い方の脚はやり直しましょう。

一方で、今までの脚ももったいないので、もう8コずつ座面と脚を作って、互い違いに組み合わせてどちらも製品化しよう。

なぜ、脚をやり直したかは、また10日ほど後に画像付きで説明します。

すべては私の配慮の欠如がなせること、至らなさが恥ずかしい…。