まずは枘穴(ほぞあな)をあけて、微調整をしてここまでの部材を仮組みします。
座面の蟻桟との仕口は実寸でとらざるをえません。
図面上じゃどうしても不安で、誤差を確かめたいのです。
ここで、座面は幅26cmと決めました。
幅26cmって中途半端でちょうどいい材料がありません。
尺上(しゃくがみ)を切って使うのはもったいないですし・・・。
朴(ほお)と杉になりました。杉は白太を交えてちょっと冒険です。
厚み、幅、長さといい、朴のほうはまな板にしか見えません(板目だから用は成さないけどね)。
そして、蟻桟の部材も取ります。
「おまえにサンが作れるか・・・」
いやいや、桟のほうは作るのは簡単です↓
問題は座面の板に彫る蟻桟の溝のほう、上手く寸法が合うかしら。
夜、工房を出たら、なんだか黒いマイマイが・・・
「類友」で腹黒い私に寄ってきたのかしら。