山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

なかなか梅雨が明けません

なかなか梅雨が明けません。

4連休は雨ばかりでしたが、今日も明日も雨のようです。

「ちょっと凝ったスツール」はとりあえず材料を荒取りしました。

f:id:yamanoimokkoubou:20200727211035j:plain

木の角棒がたくさんです。

書き忘れていましたが、今回の材料も欅(けやき)です。

いつも欅ばかりのような気もしますが、やっぱり欅です。

強度や粘り、入手のしやすさなどの点から適材なのです。

一方で、桐の踏み台は大きな作業になっています。

f:id:yamanoimokkoubou:20200727211058j:plain

半割でひっくり返るとよくないので、脚を付けます。

そのまま置いただけでは不安定と思いビスで留めることにしました。

桐なのでどうにもビスの相性が悪いのですが、しないよりはましと斜めに深く、ステンレスのビスを入れました。

f:id:yamanoimokkoubou:20200727211101j:plain

大味の仕事ですが、踏み台らしくなってきました。

天は削った方がいいと思うのですが、ご注文主様がそのままでもよいと言っていたので、改めて相談いたします。

大きな居酒屋スツールも組み立てを始めました。

f:id:yamanoimokkoubou:20200727211133j:plain

こちらも物がモノだけに大味な感じがしますが、さっきの踏み台よりはずっと繊細。