ウォールナットの価格は年々上がり続けています。
北米からの供給ですが、新興国の木材需要の高まりと円安の影響は今後も続くと思われます。
そんなウォールナットをお金がないはずの当工房ではめずらしく使い続けています。
今度は一輪挿し↓
拭き漆の一輪挿しがまあまあ出ているので、追加で作ります。
木目がはっきりとした木は欅(ケヤキ)・栓(センノキ)・キハダなどいろいろ使うことができますが、木目のない木となると・・・。
ホオやカバなどでもいいのですがこちらも材が僅少になってきており、加工性などを加味するとウォールナットを使わざるをえません。
前回、錐(きり)が切れずに穴あけがあまりにもしんどかったので、あたらしのにしました。
・・・ウィーン、ガサガサガサ・・・
おー、やっぱり新しい錐は切れるなぁ~。
切削屑も繋がって、抵抗も小気味良いです。
・・・
と思ったら、3個目くらいで切れなくなり、10個目を越えることには切削屑も粉々が出るようになりました。
木口側を穴あけているのだから仕方ないですね…。
「永遠に切れる刃」というのは幻のアイテムですか…。
・・・ウィーン、ガガガガガ・・・
何とか、ごまかしごまかしすべてに穴をあけました。
ちなみに、昨日まで作っていた「刷毛描宝石箱」ができたので、写真を載せておきます。
「うるおい漆展」でも出していましたし、そのあと「work」のページにも写真はあげましたが、念のため・・・。