山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

ラグビーボウルって面白いですね

ラグビーはあんまりルールがわからないけど、ラグビーボウルは好きです(もちろん、ラグビー自体も面白いよね)。

ボールって遠くに飛んだり転がったりするために合理的な「球体」を求めるにもかかわらず、ラグビーボウルはむしろ「うまく飛ばない転がらない」ことを希求しています。

蹴っても、転がしても目的のところにうまくたどり着かない…。

ボールに偶発性を持たせることで、ゲーム上での偶発性に「賭ける」ことや偶発的な得点を排除していることが全体を通して合理的。

そのため、ラグビーで「まぐれ」が極端に少ない理由と解しています。

そんな論理展開を通じて、ラグビーボウルがとても面白いです。

一昨日は栗のスツールの捨て摺りをしました↓

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そして昨日は市日だったのでお出かけしました。

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今回は振り出し(競りの開始)に間に合いました。

そしてチップの値段でたぶんセンノキを落札しました。

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なぜか「イタヤカエデ」と書いてあるけどこれはたぶん「センノキ」(シオジではないと思う)。

内地のセンノキなので色は浅黒く、「オニ」がかっています。

格安だったし、小径木出しどれだけ用材になるでしょうか。

そして、昨日はその後に大阪南港に行ってウォールナットをちょっと買ってきました(取っ手を作りたいの)。

そのため昨日はほとんどドライブ、ドライブ日和だったしね。

今日はというと、栗の衣装箪笥は躯体の接着が終わったので、扉などを作り始めました。

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1棹なので、パーツを機械で作るのは手間です・・・。

特に取っ手位置のネジ穴や蝶番の彫り込みなどで時間を取られます。

ちなみに、真ん中の黒い部分は、定木口(じょうぎぐち:扉が合わさる部分で合わせ目の隙間を隠す材)を戸框(とがまち)から作り出しで取ったので、昇降盤で焦げた跡です…。

そして栗のスツールの捨て摺りが乾いたのでサンドペーパーで研ぎました。

・・・シャカシャカシャカ・・・

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再び拭き漆をしてムロに舞い戻りました↓

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はじめの写真とほとんど違いがありませんが、若干ピントが合っている?