山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

たまには家庭菜園でも

冬の間、すっかりご無沙汰していた家庭菜園はぼちぼち始まりました。

シイタケにどっぷりと浮気していますが、春大根を蒔かねばなりません。

10日ほど前に、石灰を撒いて耕しておきました。

今日は肥料を撒いて、耕します。

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ところで、この冬は雪も少なかったですが、気温も高かったので、「凍てる」ような寒さが稀でした。 

そのために、雑草は伸び放題。春にはたわわに、青々としていました。

10日ほど前の荒起こしは、うちの小さな管理機はたいへんそうでした。

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一回耕しているので、今日は管理機さんも問題なく、仕事をしています。

この管理機も、今年も大丈夫そうで何よりです。

冬を越した野菜たちはというと・・・

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ニンニクはとっても元気です。今年の収穫が楽しみです。

一方で、玉ねぎは思わしくありません。

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今年は「ピンポン玉ねぎ」以下になりそうです。

最近、食卓にのぼる刻みネギがなんだか硬いと思ったら↓

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ネギたちは春の訪れととともに「大人の階段」を上っていました。

小さな姿で冬を越したイチゴたち↓

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4月の陽気で、一挙に大きくなってくれるでしょうか。

そして、冬の間に花芽をしっかりと分化させていたでしょうか。

新顔のブルーベリーにも新芽が萌えだしました。

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写真が見づらくて残念ですが、ブルーベリーはツツジ科なので、強いはず。

早く新緑を見せてほしいものです。

『第17回 伝統工芸木竹展』に入選しました

この度、私の「欅拭漆楕円箱(けやきふきうるしだえんばこ)」が『第17回 伝統工芸木竹展』に入選しましたので、ご報告します。

 

『第17回 伝統工芸木竹展』

 東京展

  期間  2019年5月8日(水)~13日(月)

  場所  日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊

 神戸展

  期間  2019年5月18日(土)~6月9日(日)

  場所  竹中大工道具館 1階 展示室

 

リーフレットなどが手に入りましたら、再掲いたします。

さんさんさん、さわやか桟積みぃ~

一昨日・昨日と夜に雪が降り、家の周りは白くなりました。

うっすらと積もって、花冷えといったところです。

そんな中、私はというと・・・

♪さんさんさん、さわやか桟積みぃ~・・・

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・・・全くさわやかではありません。

寒いし、重いし、重いし、寒い。

そんな時に、木材市場から電話があり、「いい木、出てるよぉ~」とのこと。

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今シーズンの仕入れは済んだはずなのに、気が付いてみれば、市場に来ていました。

話にあった丸太は私の志向するものではなかったため、passして、大工のおじさんたちと木工の悲観的な行く末についてグッチて帰ってきました。

そして、再びさわやか桟積み・・・

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今日の夜までに、椨(たぶ)とコナラと一部の朴の桟積みが終わりました。

一方で、シンプル椅子の制作はあんまり進んでなく、枘(ほぞ)をなんぼか作りました↓

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こちらは作業場で室内なので、幾分かさわやかに作業ができます、重労働じゃないし…。

『みんなでつくるクラフトフェア(綾部市)』

お隣の町の綾部市で開催される『みんなでつくるクラフトフェア』に出店しました。

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朝は何とか天気がもっていましたが、昼になる辺りから風が強くなり始め、13時を過ぎると本ぶりの雨となりました。

私は屋内でしたが、外の出店の方々やお客様は大変な思いをされたかと思います。

そのために、午前中の方がお客様が多く、いろいろと賑わいました。

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一段落したら、外の様子も写真に撮ってこようと思っていましたが、あまりの風と雨だったため、今回の写真はうちのお店の様子しかありません…。

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会場の中丹文化会館は文化活動に力を入れている施設なので、地方での開催としては集客力もあります。

このような催しがより多く、永く続くことを願います。

さらにきがおもい

今日、4t車が再び木材を降ろしていきました。

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さらに木が重くて気が重い…。

ちなみに、手前の1束は製材時に出た皮や白太などの木っ端(小さくはないけど)で、適当にチェーンソーで切って薪にします。

木っ端はもう一束と半分、奥にも置いてあります。

今日は雨も降っていたので、木を運ぶのはやめておきました(やっほ~)。

暖かくなる前に、早いところ屋根のある所に積み直さなければ、木材としての価値が半減(それ以下)になってしまいます。

これからはこれが主な仕事になりそうです。

作業場の方では寸法決めが終わりました↓

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平面を出すと、見栄えが良くなります。

今日は一部の仕口も加工しました。

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こちらもまだまだ先は長そうです。

きがおもい

昨日でようやく、パソコン講座が終わりました。

15回の講座でしたが、いろいろと勉強になりました。

これで、制作に時間が割けると思いきや、今日は製材した板が届きました。

4t車+α分でこれくらい↓

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うちの作業場の前はそんなに広くないので、5m半の材料で目いっぱいです。

明日、もう一台分来る予定です。

今回は4t車2台で納まらず、運賃が余計にかかってしまいました。

こんなことなら、もう少し仕入れてきっかり3台分にするべきだった…。

とりあえず、明日分の降ろす場所が狭いので、上に載っている3m材と2m材を整理して積みました。

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短い材料でしたが、生木なのでやっぱりとんでもなく重いです。

スケールの大きな作業に気を取られそうですが、椅子作りも進めています、一応。

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今日までで、寸法決めが半分終わり、いくつかの部材に墨付けをしました。

シイタケの菌打ちの始まり

だいぶ暖かくなり、遅いと言われることもあろうかと思いますが、ようやく、シイタケの菌打ちを始めました。

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今回はいろいろな品種を試してみたかったので、2社計6種類のオガ菌を用意しました。

「さあ、やるぞ」と朝、外を見てみると・・・

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なんと原木の上には雪が積もっています。

手がかじかむ中、まずは穴開けです↓

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半日がかりでこれだけ↓の原木に穴を開けました。

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昼からは嫁さんと二人で植菌作業です。

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植菌は穴を開けたらすぐに行うのが原則なので、穴あけと植菌とは同じ日に行います。

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品種の違いが分かるように、木口には目印を付けておきます。

今日一日で、上の写真の榾木と併せて80本くらい菌打ちができたでしょうか。

まだまだ、先は長いです。

一般に「菌打ちは桜の咲く時期まで」と言われますから、焦ります。